子育て情報『学校の先生にも知ってほしい!発達障害の子どもを怒鳴らないほうがいい3つの理由』

2016年12月1日 11:00

学校の先生にも知ってほしい!発達障害の子どもを怒鳴らないほうがいい3つの理由

と怒鳴りました。あまりの大きな声に、私ですらビクッとしてしまいました。息子はその先生の大きな声にパニックに。その拍子にまた別の器具を触ってしまいました。

先生はさらに畳みかけるように大声で「おい!!さわるな!!!」と怒鳴りました。
息子の顔を見ると真っ青。その直後、体育館の床にうずくまってしまったのです。

「小学校って最悪」「ぼく怒鳴られた」「怒鳴る先生がいるなら僕は小学校なんて行きたくない」
帰り道、息子は真っ青な顔をしながらそう言ったのでした。



子どもの成長を阻まないで…!発達障害児と関わる先生に知ってもらいたい、3つの大事なこと

学校の先生にも知ってほしい!発達障害の子どもを怒鳴らないほうがいい3つの理由の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10132003365

健診で起きた事件を振り返り、私は学校の先生にも知っていてほしいな、と思ったことがあります。それは、

発達障害児に怒鳴っても、百害あって一利なし

ということです。

発達障害児を特別扱いしろ、優しくしろと言っているわけではないですし、発達障害児の逸脱行動を無条件に受け入れて欲しいと思っているわけでもありません。

まずは発達障害児に厳しく怒鳴ると、どんなことが起こるのか?私の息子を例に挙げ、詳しくご説明したいと思います。

■1. 多くの発達障害児は耳に入る音や身体に触れられることに敏感です

息子の場合は聴覚・触覚・味覚に過敏性があります。
女の人の甲高い声や男の人の大声は、耳元でドラを鳴らされたかのように大音量に響いているようです。

耳元で大音量で聞こえる人間の声にパニックになると、指示はほとんど聞き取れないそうです。こうなると、冷静に行動することは難しくなります。


■2. 気持ちの切り替えが苦手です
息子は気持ちの切り替えが苦手で、怒鳴られて不快な気持ちになってしまうと、そこからなかなか抜け出すことができません。

不快な気持ちをなんとかするため、パニックになるのだそうです。
また、嫌な記憶は数年経っても鮮明に残り、フラッシュバックとなって本人を苦しめ続けます。

息子はこのフラッシュバックの影響で、新しいことにチャレンジしようという気持ちがなかなか起こらないようでした。

■3. 極端な考え方をする傾向があります

発達障害の子は極端な白黒思考の子が多いようです。

息子も1度嫌なことがあると、「ここは嫌な場所だ」

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