「好き嫌いダメ!」は解決につながらなかった。偏食克服への第一歩は気づくこと
「困った子」、実は背景に理由があります

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こんにちは。モンズ―スーです。
みなさんは自閉症児の光くんとお母さんの成長をつづったマンガ『光とともに…』を読んだことはありますか?
ご紹介したのは、光くんの通う特別支援学級の担任になったばかりの先生が、思うようにいかない子どもたちに怒ってしまうシーンです。先生は注意を続けますが、うまくいかず困り果ててしまいます。
このように発達障害のある子の行動には、一見すると「わがまま」「困った子」などと捉えられてしまう場合があります。でもその「周囲と違う行動」には理由がある場合が多いのです。
例えば、「好き嫌いなく食べるのが良いこと」と考えられている現代ですが、発達障害の方はその特性ゆえに食べられるものが極端に少ない場合もあります。
それは定型発達の人より感覚が過敏で「臭覚」「味覚」「触覚」などの刺激が強く感じられるため…というのも原因の一つのようです。
偏食のある長男、食べられないのは「わがまま」なの?
我が家の長男も1・2歳の時に炭水化物と乳製品などの一部の白いものしか食べられませんでした。栄養が偏っては体に良くないと思い、子どもの好きそうな料理を毎日作って並べてみましたが、食べるのは毎食白米だけ…なんてことが続きました。
たまに出かける時に、食事をコンビニで買おうとしても、具の入ったおにぎりは食べず、外食に行ってもキッズプレートの中に食べられるものが何もないこともあり、困ったことがありました。

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「困った」行動の裏側にある理由に気づくことで変わること
私は好き嫌いのない子どもだったので長男の気持ちが分からず、はじめは周囲と同じく「わがまま」と考えていましたが、発達障害の特性による「偏食」を知って長男が食べられず困っていたことに気づきました。もしその行動の裏側にある理由に気付けないままだったら、「光とともに…」で描かれている先生のように理解できず悪循環になってしまうのかもしれません。本人から「これが苦手」と話してくれると分かりやすいですが、それを他の人に伝えるのが苦手な子が多いのです。
でも、絶対に変わらないわけではありません。