子育て情報『いつか来る親離れの日を目指して。障害のある息子の世界を広げた「移動支援」の使い方』

2017年9月12日 14:00

いつか来る親離れの日を目指して。障害のある息子の世界を広げた「移動支援」の使い方

すぐに息子の支援計画に移動支援を利用することを加え、区役所の障害福祉課に申請をしました。

こうして、息子は移動支援を受けられるようになったのでした。


初めてのヘルパーさんとの外出は、徒歩で行ける場所

息子に割り当てられた移動支援の月の時間数は、20時間。

週に一度、買い物に出かけたとしても、一回に5時間は利用できる計算です。

付き添ってくださる事業所のヘルパーさんも決まり、いよいよ、買い物に出かけることになりました。

家族や、施設の職員さん以外の人との初めての外出です。

ヘルパーさんは、予定時間に家まで迎えに来てくださり、息子と一緒に外出し、買い物を終えると自宅まで送ってくださいます。息子にも、ヘルパーさんにも負担にならないように、最初は家から徒歩で行ける場所を選びました。


自宅から徒歩で 約10分のコンビニに出かけ、買い物をし、大好きなアイスクリームを食べて帰宅する計画にしました。

いつか来る親離れの日を目指して。障害のある息子の世界を広げた「移動支援」の使い方の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174010583

当日、息子は、少し緊張した面もちでしたが、ヘルパーさんと元気に出かけて行きました。

ヘルパーさんのお名前や、当日の行動の予定は、前もって息子に繰り返し説明をしています。

事前に、どんな事をするのか息子に説明をすることで、息子も状況を理解し、不安も少なくなります。ヘルパーさんにも、息子の行動の様子や性格など、できるだけ詳しくお話ししました。

さて、どんな顔をして帰ってくるか…

私は、期待と心配の入り混じった気持ちで、帰りを今か今かと待ちわびました。

30分後、息子は息を切らし、少し顔を赤らめて、ヘルパーさんと帰宅しました。
手には、コンビニで買ったフライドチキンの包みを持って…

「お帰り!どうだった?」と尋ねる私に
「楽しかった…」と小さな声で、恥ずかしそうに息子は答えてくれました。


移動支援は息子の生活に潤いと成長の機会をつくってくれた

いつか来る親離れの日を目指して。障害のある息子の世界を広げた「移動支援」の使い方の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161017859

あれから、9ヶ月…
息子は、ヘルパーさんとの外出を元気に続けています。

月に2回、近い場所での買い物と、少し離れた場所での外食を楽しんでいます。買い物は場所が近いので、1時間以内で帰宅しますが、外食は、食事時間が長い事もあって、3時間くらいで帰宅しています。

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