2017年11月10日 14:00
パニック予知も夢物語じゃない!?発達障害支援にもつながる、可能性に満ちたデバイス研究を紹介!
パニックは、いつだって突然に…!
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11017006658
「き…き…キターーー」
息子のパニックが爆発したとき、私はいつも思考停止しかけてしまう頭を茶化すために、こんな風に呟いていました。
自閉症スペクトラム障害、ADHDと診断されている息子のパニックは、一切の予測ができません。いつ来るのか分からない、何が引き金かも分からない、突然訪れて、そして何時間も続く「地獄」でした。
声をかけてなだめても火に油。抱きしめてみたら、暴れる息子に頭突きをされて自分がけがをすることも。私はなすすべもなく呆然とその場に立ち尽くすことしかできず、その様相は本当に滑稽で哀れとしか言いようがありませんでした。
そんな息子も小学校1年生になり、最近はひどいパニックに陥ってしまうことはほとんどなくなりました。
それは、息子が自分自身で「嫌な感覚」を説明できるようになったから。
息子は「音がうるさい」「人が多い」「疲れた」「静かなところに行きたい」などと自分から言うことができ、周りの人に伝えることができるようになったのです。また、自分にとって嫌な刺激は、自分自身の行動で回避することができるようになったことも大きく関係していると思います。
けれども、息子が自分の快不快の表現がまだできなかった頃を思い出すと、いまでも目を背けたくなるような辛い気持が思い返されます。
知らず知らずのうちに不快刺激を我慢し続け、顔は青ざめ、道路に座り込み、耳を塞いだまま立ち上がれなくなったり。あるいは泣いて泣いてどうやっても泣き止むことができなかったり。
こんなとき、いつも私は思いました。
「パニックになることを予告してくれる警報機があったらなあ…」
ストレスを感知できるリストバンドがある!?
出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10387001753
発達障害のある子どもががパニックを起こす前に「ストレスがたまっています」「クールダウンさせてください」と警告してくれるような機械がもしあったら…。そんな夢のようなことを考えていたら、たまたまこんな海外の記事を見つけてしまったのです!
https://www.technologyreview.com/s/421316/sensor-detects-emotions-through-the-skin/
"Sensor Detects Emotions through the Skin" (「センサーで皮膚から感情を測定」