子育て情報『本当は行きたいのに。感覚過敏の息子とバズ動画で学んだショッピングモール攻略法』

2018年11月22日 07:30

本当は行きたいのに。感覚過敏の息子とバズ動画で学んだショッピングモール攻略法


ショッピングモールが大好きなのに、長く居られない息子

本当は行きたいのに。感覚過敏の息子とバズ動画で学んだショッピングモール攻略法の画像

出典 : http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28202000538

わが家の息子はショッピングモールに行くのは大好きですが、あっという間に疲れて真っ青になって座り込んでしまいます。

言葉がまだ上手に話せなかった幼児期は、床にゴローンと転がって動かなくなったり、頭を抱えてうずくまったりして、どうしたら良いのか家族も頭を抱えたものです。

また、ショッピングモールに連れて行くたびにつらかったのが、息子の「注意の転動」っぷり。多動というのは言葉の通り、常に落ち着きなく動いていることを言いますが、この「転動」は興味や視線の対象が次から次に移り変わっていくさまを言うようです。

「あ!あれ!」と何かに向かって走って行ったかと思うと、「お!あれは??」と今度は全く別の方向に気を取られて走って行ってしまう…。追いかける方はたまりません。ダッシュして動き回る息子と追いかけっこをしているうちに、時間が過ぎていきました。


そんなこんなで、歩き始めてから就学するぐらいまでの数年間はショッピングモールはお預けでした。

最近は成長と共に息子の多動もだいぶ落ち着いてきたため、息子が行きたがるときはショッピングモールに連れて行くようになりました。

「わーい、ショッピングモールだー!」と毎回喜ぶ息子。本屋さんに寄って本を買ってからペットショップに行って犬を眺める、これが息子のお気に入りのコースです。

ところが、30分もすると、息子は絞り出すように言うのです。

「お母さん、疲れた。もう無理だ」

真っ青な顔をして座り込んでしまうのです。お腹を壊してしまったり、ベンチで寝込んでしまったりすることもあります。


ショッピングモール自体は大好きなのに、どうしてこんな風に真っ青になって体調を崩してしまうのだろう…。もしや、感覚過敏の問題があるのではないか?そう思った私は、以前見つけた感覚過敏について紹介した動画を、息子と一緒に観てみることにしたのです。


ショッピングモールを自閉症スペクトラム障害の子の視点で描いた動画

その動画は、英国自閉症協会が2016年4月に自閉症の感覚過敏の啓発を目的に公開したものでした。

息子には、「発達障害のある子が、ショッピングモールでどんな風に感じているかの動画だよ」

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