子育て情報『ぐちゃぐちゃの机で宿題、収納するとなくす…ASD・ADHDあるある「片づけられない」私を変えたのは、1着のコートだった!』

2020年11月29日 07:00

ぐちゃぐちゃの机で宿題、収納するとなくす…ASD・ADHDあるある「片づけられない」私を変えたのは、1着のコートだった!


”片付けられない子ども”だった私を変えたきっかけは…?

ぐちゃぐちゃの机で宿題、収納するとなくす…ASD・ADHDあるある「片づけられない」私を変えたのは、1着のコートだった!の画像

Upload By 丸山さとこ

今ではコウに対して日々「出したらしまう、使ったら戻す」と言っている私ですが、かつては”片付けられない子ども”でした。今振り返ると、ASD・ADHDの特性によるところもあったのだろうと思います。

物を管理することの必要性や収納の使い方自体は知っていましたが、「知らないうちに物が移動する」「母の言う通りに収納すると、(見えなくなったものは)どこに何があるか分からない」と感じていました。

そのため、理屈では分かっている収納の意義も、実感は持てない状態でした。

そんな私でしたが、少し高いコートを買ってもらったときに「どうしよう、床に置いたらシワになる」と扱いに困ったことで、初めて”その辺に置かずにハンガーにかける”ことを行いました。


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いつも着ている上着と違い、高いコートは自宅では洗えないのではないか?と考え、「大切に扱わないといけない」と思ったのです。(礼服のような感覚でとらえていました)


自分に合った”片付け”を探して試行錯誤する中で…

1人部屋をもらったころだったので、勝手に物が動くことがなかったのも”物がある“ということへの理解を深めたのだと思います。

私はその1着のコートをきっかけに「明確な意思を持って置いたものは動かない」という認識を得ていきました。

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そうして物を管理しようとすると、次第に、見えないものは分からなくなりがちな自分に気づくようになりました。

そのことから「母と私は向いている収納スタイルが違うのでは?」と考えるようになり、私は少しずつ”自分の収納方法”を獲得しようと試行錯誤していきました。

最初はオープン収納やカゴ収納から始めていき、私の中にある”物のカテゴリーの基準”がはっきりしてきてからは”見えない収納”も扱えるようになってきました。


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現在では持ち物の量を管理できる量に抑えることで、ある程度片付いている状態を保っていられるようになりました。

食事の量や走れる距離が人によって違うように、”把握管理できる物の量”は人それぞれなのだろうなと思います。また、同じ個人の中であっても、コンディションによってその量は変わることもあるのだろうと思います。

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