子育て情報『3歳自閉症息子、食事も着替えも手洗いさえも全介助。焦りや疲労の毎日だけど』

2021年2月23日 07:00

3歳自閉症息子、食事も着替えも手洗いさえも全介助。焦りや疲労の毎日だけど


食事や着替え、手洗いまでも介助が必要で

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3歳8ヶ月、自閉症の息子は朝起きてから寝るまで、身の回りの動作については全介助の生活。
全介助とは、移動・食事・入浴・排泄・更衣など、生活するうえで必要な動作全てに助けが必要であるということです。

どのような介助が必要なのかはひとりひとり違うのでイメージしにくいためか、こんなことを言われることが多々あります。

「大変だね。でも、子どもが大変なのは皆同じ。幼児なんて障害があるなしに関わらずみんな手がかかるでしょ?」

子どもが大変なのは皆同じ。それはごもっともです。
でも身辺自立に関しての大変さは、障害があるなしでは違うと思います。いや、ぜんぜん違います。そこはわかってもらいたい。

現在1歳10ヶ月の娘は、器用にスプーンやフォークを使って自分で食事をし、ズボンを履こうとしたり、歯磨きや手洗いを自らやろうとしたりするし、オムツを替えるときに腰を浮かせてくれたりもします。

些細な動作ですが、あるのとないのとでは雲泥の差。そんな小さな動作に気づくたび、こんなことができるのかと衝撃を受けています。

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全介助で気力も体力も消耗...夕方にはヘトヘトに

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息子を着替えさせるとき、手足の動かない人形に服を着せているような感じで、腕や脚を曲げたり伸ばしたりしてくれないため、スムーズに着脱ができません。靴を履かせるときは、足を靴にねじ込むものの、履けた手応えは感じられず、すぐ脱げてしまったり。

関節を本人の意思とは関係なく可動させなければいけないため、今のは痛かったのではないだろうか…。と、日々気にしています。

オムツ替えでは、全く拭けていない状態で衝動的に動くため、凄く焦るし、イライラもします。また、履かせるときは下半身を持ち上げなくてはいけないため、手首は負担がかかりすぎて常に痛い。

手を洗うことも、本人には全く意思がないので、手を引いたり、時には抱き抱えたりして連れて行き、真っ直ぐ立つことなくグニャグニャしながら寄り掛かってくる息子を脚で支え、左手で息子の両手首を持ちながら右手で手に泡をつけて無理やり洗い、暴れるのをおさえつけてタオルで拭いて…
やっと終わったと思ったら、床はべちゃべちゃ、自分もべちゃべちゃ。床を拭いて、ため息。

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