2022年2月16日 14:15
「今日は半袖?」小5発達障害娘は自分で服を選べない…!天気予報や体感温度を頼るも大苦戦。母が心がけたのは
積み重ねていく経験値。
それから娘は、何度も失敗をして、少しずつ経験を積み重ねています。
私が意識してやったことは、娘が暑すぎる格好のときはスルーし、その服じゃ寒くて風邪ひいちゃう…というときだけ、薄手の上着やカーデガンをカバンにこっそり忍ばせたり、学校に送るときに、こっそり上着を持っていき「これ持ってきたけど…どうする?」と最終判断をもう一回聞いてみたりしたこと。
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そして、あーさんが服装の失敗を重大に考えないように、自分の服装の失敗を笑い話のように話すことでした。
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娘は今も、毎朝悩みながら服装を決め、経験値を稼いでいます。
たまに頭がパニックになり、『今日は分からない~!』と、時間がかかっても決められないこともあります。
そんなときは、「今日はママがあーさんの服装、コーディネートしていい?」と助け舟を出しています。
娘の特性上、どうしても難しいということもありますが、今のうちに練習することで、少しでも苦手度が減るなら…。大人になったときのため、いろんな苦手に一つずつ、少しずつ、一緒に向き合っていきたいと私は思っています。
娘の負担にならないように、楽しみつつ…ときには真剣にと、織り交ぜながら、将来を見据えて動いていきたいと思います。執筆/SAKURA
(監修:井上先生より)
お子さんに合わせた工夫をして完璧な支援を目指すのではなく、小さな失敗をさせながら学ばせる姿勢が素晴らしいですね。自分の体験を通して学習したことは、スキルとして身につきやすいです。
寒さを感じても、"タイミングをみてカバンから上着やマフラーを取り出す"のような、見えないところから取りだすことはステップとして意外に難しいです。 "腕まくりをする"というお子さんなりの今できることを褒められたのはさすがです。
また思春期のお子さんには、SAKURAさんのように親御さんが自分の失敗体験やうまくいった工夫を話してあげられると、お子さんが反発せずに受け入れやすくなるでしょう。これも多くの方の参考になると思います。
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