2022年3月7日 06:15
小5娘にWISC-IVをなんて説明する?「性格診断だよ」で納得、驚きの結果と娘が喜んだ理由
受けてみるか、WISC-IV!
Upload By 吉田いらこ
発達相談センターで新版K式発達検査という検査を受けて、療育手帳の申請ができる(つまり軽度知的障害に該当する)と説明された小学5年生の長女ゆい。どうして民間のクリニックで追加の検査をしようと思ったのかというと、どうせ調べるなら成長に関わる全部を調べてほしかったからです。
クリニックで検査を受ける前、ゆいにはこう説明していました。
「このテストで、ゆいの得意なことと不得意なことが分かるんだって。まあ、性格診断みたいなものだよ。不得意なことが分かったら、学校の先生と相談してゆいに合った教え方をしてもらえるようにするからね」
正直に『発達に気になるところがあるから検査をするよ』と伝えることは、やはりできませんでした。本人にどう伝えたらベストなのかがまだ分からなかったからです。ですが、この「性格診断」という言葉に興味を持ったのか、ゆいは特に不安がることもなく検査を受けてくれました。
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驚きの検査結果
クリニックでWISC-IVという検査を数時間かけて受けたあと、1ヶ月たってから検査結果を教えてもらえることになりました。
渡された検査結果は『報告書』というかたちで、具体的な数値やグラフが出てくることはありませんでした。すべて文章で、どういった特性があるかがA4サイズの用紙数枚にわたって書かれています。ただ、ゆいが読むには難しすぎるので、先生が平易な言葉で読み下してくださいました。
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私も検査結果に最後まで目を通したのですが、気になることがありました。発達障害の話題でよく聞くASDやADHDといった単語が出てこないのです。私は「つまり、診断名としては何になりますか?」と思わず聞いてしまいました。
どうやらWISC-IVの結果だけでは診断名はおりないようでした。その後の医師の問診をふまえた診断の結果、ゆいには『ASD(自閉スペクトラム症)』『緘黙(かんもく)』と診断がおりました。そして軽度知的障害については今回調べたWISC-IVでは該当しないということでした。
数ヶ月前に発達相談センターで受けた新版K式発達検査では軽度知的障害に該当し、療育手帳が申請できると言われたので、すぐに役所に行って手帳を発行してもらっていました。
それなのに軽度知的障害じゃないの?と驚いたのですが、クリニックの先生がおっしゃるには、知的障害に関してはいわゆるギリギリラインだったそうです。