子育て情報『カナダの障害者芸術団体「NaAC」による展覧会「マイ・イマジネーション」。芸術を通して価値観や視点を学ぶ機会をーー代表、キュレーターへのインタビューも』

2022年3月6日 14:15

カナダの障害者芸術団体「NaAC」による展覧会「マイ・イマジネーション」。芸術を通して価値観や視点を学ぶ機会をーー代表、キュレーターへのインタビューも


カナダ「National accessArts Centre(NaAC)」とは

カナダの障害者芸術団体「NaAC」による展覧会「マイ・イマジネーション」。芸術を通して価値観や視点を学ぶ機会をーー代表、キュレーターへのインタビューもの画像

Upload By 発達ナビニュース

カナダの障害者芸術団体「National accessArts Centre(NaAC)」。発達障害、身体障害、後天性障害のある人々に芸術的トレーニング、創作、展示の機会を提供しています。その活動は、障害のある人への経済的自立支援にもつながっています。

NaACは、カナダで最も歴史ある障害者芸術団体です。創立から45年経った2020年、現代表・ジョンソク・リュウ さんが中心となり団体のコンセプトや支援の仕組みを刷新。団体名を「National accessArts Centre(NaAC)」とし、さらに躍進的に、障害者芸術の新しい支援の形を作り出し、唯一無二のアーティストたちを輩出する団体へと進化しました。

NaACで最も大切にしていることは所属するアーティストが「障害のある人」として作品を提供するのではなく、「アーティスト」として仕事をし、適正な対価を得るということ。
実際に芸術に関するサポートを受けた人々はすばらしい作品を生み出し、それらは芸術作品として高い評価を得ています。NaACの活動は、海外から見ても障害者芸術への支援の先駆けであり、その支援の仕組みや所属するアーティストたちの芸術性は、カナダ国内にとどまらず注目されています。その活動は芸術的支援のみならず、2021年の国連気候変動会議(COP26)では、カナダの代表として展示会「Conference of the Birds 」を開催しました。

https://accessarts.ca/
NaACのホームページ

NaACの代表、ジョンソク・リュウさんに活動について伺いました。

発達ナビ編集部(以下、ーー)NaACの活動を通して伝えたい思いを教えてください。

カナダの障害者芸術団体「NaAC」による展覧会「マイ・イマジネーション」。芸術を通して価値観や視点を学ぶ機会をーー代表、キュレーターへのインタビューもの画像

Upload By 発達ナビニュース

ジョンソク・リュウ:NaACでの仕事を通じて私が学んだことは、機会を提供すると、驚くべきことが起こる可能性があるということです。
長い間、障害のある人のコミュニティは無視され、差別されてきた印象があります…特に芸術の世界では。
私たちはこれを変えるべく活動を始めましたが、これからもたくさんやるべきことがあると考えています。

私たちはNaACのアーティストと、世界で活躍するさまざまなアーティストとのコラボレーションする機会もつくっています。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.