子育て情報『「親も神経質になって当然」なASD息子の感覚過敏事情。でも息子やっぱり息子は可愛くてーー小児科医のアドバイスも』

2022年4月29日 06:15

「親も神経質になって当然」なASD息子の感覚過敏事情。でも息子やっぱり息子は可愛くてーー小児科医のアドバイスも

普段から手を触ったり身体を触ったりしても嫌がられ、抱っこをしても自分の力では抱きついてくれないので、しっくりきません。未だに、求められたときにしか抱きしめられない状態です。たまに甘えてきて頬が触れるようなときも自分の手をしっかり顔の間に挟んで触れないようにガードしています(笑)。

もちろんマスクをつけることはできません。寝るときに使うタオルはふわふわよりガサガサな質感でなければ怒ったり。風が吹くと凄く嫌がったり、飲み物を服に少しこぼしてしまっただけで激しく怒り出すこともありました。


味覚と視覚も

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Upload By かさはらあやこ

次に、味覚過敏です。


これこそまさに偏食の原因だと思います。特定のものしか食べることができません。(抱かれるのも嫌がるし)母乳を飲むこともできませんでした。味や食感が少しでも違うとすぐに吐き出してしまいます。特に薬は98%見破るので、飲ませるのに本当に苦労します。

そして視覚過敏。

息子の場合は、光を眩しく感じて目を開けられない過敏もありますが、テレビに登場すると目を隠して嫌がり、パニックになって泣き出してしまうキャラクターが何種類か存在します。そのキャラクターの色が共通していることもあり、もしかすると色に対しての過敏があるのではないかと思っています。



母親もつらくなる感覚鈍麻

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そしてとても困るのが、感覚鈍麻。

息子の場合、40度の熱があっても元気に走り回り、怪我をした瞬間の痛みには反応はありますが、その後はすぐ泣き止み、痛がる様子が分かりづらいので、目の届かない範囲で起こった怪我は気づくのが遅くなってしまいます。

これが感覚過敏と合わさると厄介で、怪我をして、手当をしたくても触覚過敏で絆創膏を貼ることはできず、鼻血が出ても詰め物はできず、熱が出ても冷やすこともできず。薬を塗ることもできず、飲むこともできず…。頭に大きなたんこぶがあるのに、痛みが分からず、自傷行為で同じ場所を何度もぶつけたり、傷ができた場所が気になって、傷口をえぐるような行為をしてしまったり。

痛いときや苦しいときや、不安でどうしようもないとき。何もしてあげられないことが母親として本当につらく…

できれば怪我をさせたくない
できれば風邪をひかせたくない
できれば癇癪は極力避けたい…!!!

そんな思いで日々生活しています。

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