子育て情報『発達障害息子が進学先に選んだのは…専修学校!? 中3夏休みの体験授業は就職へのターニングポイントに』

2022年7月13日 06:15

発達障害息子が進学先に選んだのは…専修学校!? 中3夏休みの体験授業は就職へのターニングポイントに

発達障害息子が進学先に選んだのは…専修学校!? 中3夏休みの体験授業は就職へのターニングポイントにの画像

Upload By かなしろにゃんこ。

そんなとき息子は「やっぱり頑張って普通科の高校に行けばよかったかな…そうしていたら友達はできたのかな?大学は行っていたのかな?」なんて頭をよぎることもあったそう。

それでも「ワクワクすることにだけエネルギーを使いたい」「結局やりたいこと興味があることにしか力が動かない」という自分がいることに気づいた息子。次第に「自分は整備士の専修学校を選んでよかったのかもしれない」と思うようになったといいます。


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そして息子は、専修学校の高等課程3年間と専門課程の2年間・計5年間を通い自動車整備士の資格を取得、卒業後に地域のカーディーラーに就職することになりました。5年間明けても暮れても行った実習のおかげで不器用も克服して細かい部品を扱えるようになりました。

息子にはうっかりが多いという特性もありましたが、機械を組み上げる作業など間違いが許されないので、しっかりと順番を覚え、緊張感を持って取り組めているといいます。

発達障害があっても手に職があることで就活の強みになっている気がします。自動車業界は今後電気や水素自動車にシフトしていき、整備士も新たな技術を学び直しが必要となる業種ではありますが、中3の夏が息子のターニングポイントになっていたのかもしれません。そして、専修学校に見学を決めたあのときに、息子は自分がやれることを定めていったような気がしたのでした。

執筆/かなしろにゃんこ。


(監修:井上先生より)
子どもさんの側からすると、「好きなことだと少しぐらい苦手な活動があっても継続して頑張れる」というのは事実だと思います。とはいえ、「普通高校に進学して大学を選ぶ時点で選択した方が選択の幅が広がる」というのが一般的な親心だと思います。その中で中学を卒業して専修学校に行きたいという息子さんの希望をかなえ、応援した親御さんは、素直にすごいと思います。専修学校は、好きなことが決まっている子どもさんに関してはよい選択肢になる可能性を持っています。不器用だったり、整理整頓が苦手だったり、不注意があったとしても、好きな活動の中でだと乗り越えられることもあるでしょう。そこで知り合う同じ趣味を持つ仲間との出会いも大切な財産になったと思います。

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