子育て情報『クレーン現象って?発達障害との関連はあるの?子どもの言葉やコミュニケーションの促し方も解説――マンガで学ぶ幼児期の気になる行動【医師監修】』

2022年7月31日 16:15

クレーン現象って?発達障害との関連はあるの?子どもの言葉やコミュニケーションの促し方も解説――マンガで学ぶ幼児期の気になる行動【医師監修】

「一緒に見ようね」と注意を引きながら行いましょう。

どっちが欲しいか選ぶ練習
おもちゃと絵本を置いて、どっちで遊ぼうか? と聞いてみます。子どもは自分の興味があるほうに手を伸ばします。指をささなくても、「こっちがいいのね」「選べたね」とほめてあげてください。

欲しい物を指さしで伝える練習
たくさんの種類があるものを並べて、あるいは表示されているところで、どれがいいのかを選ばせてみましょう。

指さし練習の動画を見せる
指さしの練習には、動画や絵本を活用してみましょう。
ただし、動画の音声があったとしても、一人で見させっぱなしにはしないで、大人が近くにいて、「どれかな~?」「できたね!」など、肉声で声をかけるようにしましょう。

情報をキャッチする力・見て・聞いて・体験して「分かる」力を育む
・聞こえてくる音や言葉へ耳を傾けることを楽しむ
ものを操作する音や、電話やチャイム・飛行機の音に耳を澄ましてみたり、楽器や歌を楽しんだり、関わり合い遊びの中で言葉かけをすることで、さまざまな音や言葉に親しむ
子どもの正面で、ものを見せたり身体に触れたりしてから声をかけるなど、注意をひきつけてから言葉をかける
子どもが何気なく音や言葉を聞いている様子が見られたら「リンリンと音がするね」「楽しいね」「よく聞いているね」と声をかける

・見たり、聞いたり、体験して分かることを増やす
その場所に行く・体験して「分かる」:プールに入ってようやく「水遊びをするんだな」ということが分かる、身体介助をされ座ってようやく「座る」ということが分かる
繰り返し習慣化しているものは「分かりやすい」:玄関に行くと「靴を履く」ことが分かる、朝起きると「トイレに行く」ことが分かっている
実物を見ると、次に起こること・何をすべきかが「分かる」:プールバッグを見ると「プールに行く」ことが分かる、車の鍵を見せられると「車に乗る」ことが分かる
情報を「伝える」力・言葉や言葉以外の手段を使って「表現する力」を育む
・子どもの伝えたいことは何か、身近な大人が推測する
子どもの現在の気持ちを探り、「伝えたいこと」を推測、代弁してあげることから始める

・表現手段を紹介し、一緒に練習してみる
相手に向かっていく、肩をトントンとたたく、行動で示す、実物・写真・絵を持っていく、絵や文字を書いて示すなど

人と一緒に過ごしたい、分かりたい、伝えたいと思えるモチベーションの源「関わる」

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