2022年7月31日 16:15
クレーン現象って?発達障害との関連はあるの?子どもの言葉やコミュニケーションの促し方も解説――マンガで学ぶ幼児期の気になる行動【医師監修】
力を育む
・子どもの世界で一緒に過ごす
子どもが注目しているものや、取り組んでいることに対して嫌がらない程度に近づき、声をかけ過ぎず、干渉し過ぎず、一緒にゆったりと過ごす
・子どもの見ているもの・聞いているもの・感じていること・動きにコメントしてみるする
世話をしながら話しかける:オムツをはかせながら「はい、オムツがはけました」「気持ちいいね」
子どもの興味関心に合わせて言葉をかける:おもちゃの車を走らせながら「パトカーがくるよ」、青いブロックを積みながら「青いブロックだね」など
・子どもが「思いが叶った」「気持ちを満たしてもらえた」と思えるよう関わる
嬉しいことが起こった、思いが叶った、不快な気持ちが軽減した、不安が和らいだという体験を積み重ねることが大切
・子どもにもっと期待してワクワクしてもらえるような関わりを心がける
体を使ったふれあい遊び、繰り返し遊び(いないいないばあ、シャボン玉あそび、かくれんぼ)など
まとめ
定型発達の子どもにとっても自閉スペクトラム症のある子どもにとってもクレーン現象は要求を伝える方法の一つです。
クレーン現象が気になったとしても、注意をしたり、無理矢理に直す必要はありません。無理のない要求であれば応えてあげてください。子どもがクレーンなど何らかの方法で要求を伝えようとしたときには、指さしで欲しいものを指す、言葉で伝えるなど、より伝わりやすいコミュニケーション方法を教えてあげる機会としてみてはかがでしょうか。
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