2022年8月4日 06:15
「ASD、ADHD、感覚過敏」診断名じゃ伝わらない!?親戚へのカミングアウト、どうしたら?癇癪予防・多動や過敏への理解の求め方、わが家の場合
そういう見えない背景を伝えてきたことが、家族それぞれむっくんの行動について背景を考える意識を持つきっかけになり、むっくんの成長を温かく見守る今の環境をつくることにつながっているのだと思います。
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何のために伝えるのか
子どもに障害があることを他者に伝えるとき、私は【何のために伝えるのか】という目的を明確にすると【何を】伝えるのか言葉にしやすくなる気がします。
私の場合は、むっくんのことをみんなで見守っていく環境をつくることことが何より大切で、そのためには診断名よりもむっくん自身のことをできるだけ分かりやすく伝えることが大切でした。「どう伝えよう?」と悩んだときは「何のために伝えるのか?」という目的から考えてみると、自分なりの答えが見えてくるかもしれません。
執筆/ウチノコ
(監修:初川先生より)
とても素晴らしいですね…!診断名だけでは何の説明にもならないのは本当にその通りです。診断名を聞いた人がイメージするその障害のありようがさまざまですし、実際のむっくんの様子における特性の強さの色合いもさまざまです。
「何のために伝えるのか」を考えて伝える。むっくんをみんなで見守ることができる環境をつくるために伝える。
そして、その伝え方は、むっくんが自分自身を理解するのに役立つ言葉と文脈で伝える。どれもとても良いと思います。お子さんの理解と周りの理解がずれないこと、お子さんでも理解できる平易な言葉で説明すること、とても大切です。何より、ウチノコさんのあたたかいまなざしが、周りの方々へと伝播しますね。それがとてもいいなぁと感じました。
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