子育て情報『発達障害娘、幼稚園でやっていけてる?生垣の隙間から覗く母。見守りの方法はやがて形をかえ…支援者とのつながりの原点』

2022年9月9日 06:15

発達障害娘、幼稚園でやっていけてる?生垣の隙間から覗く母。見守りの方法はやがて形をかえ…支援者とのつながりの原点


いたたまれなかった入園式

幼稚園のホールで行われた入園式では座っていることができた娘。

しかしながら、式典のあと保育室に移動すると、絵本が大好きな娘は本棚へと一目散。担任の先生が翌日の持ち物などを保護者に伝えている間、ほかの子どもたちが大人しく椅子に座っているのをしりめに、娘は本棚から持ってきた絵本を読んでいました。読み終わって次の本を取りに本棚へ向かおうとする娘に、私がじっとしているよう促しても聞くわけもなく…。

先生が娘を注意することはありませんでしたが、室内をウロウロする娘の姿を見て、私はいたたまれない気持ちになりました。

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Upload By 荒木まち子


通園が始まると

娘の通う幼稚園には通園バスがなかったので、園児は徒歩や自転車などで通園していました。
朝の送りのあと、幼稚園に慣れているお母さんはすぐに帰っていましたが、年少クラスの保護者はすぐには帰らず、よく幼稚園の生垣のそばで立ち話をしていました。
そこには15cm四方の隙間がある木が1本あって、年少クラスの保育室の様子を垣間見ることができました(誰が最初にその場所を発見したかは不明)。

そこは室内からは死角になっていて子どもたちからは見えないので、その穴から自分の子どもが部屋に入ったのを確認してから帰る保護者がほとんどでした。しばしば行列ができ順番で譲り合うのが暗黙のルールになっているほどの人気スポット“覗ケル穴”を私もちょくちょく利用していました。


“穴”から見た光景は

プレ幼稚園に通っていて場所慣れしていたせいもあってか、娘は昇降口で私と別れたあと、先生に促されるとぐずることもなく一人で保育室に入っていきました。でもほかの子どもたちは入園式のときとは打って変わって阿鼻叫喚の大騒ぎ。親と別れてからずぅっと泣いている子、おもちゃを取り合ってけんかしている子などなど、そこはまるで動物園のようでした。

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「送り」があるということは「お迎え」もある!

お迎えは保護者が保育室に入り、お帰りの会で一斉にサヨナラのあいさつをしてから子どもを連れて帰る、というスタイルでした。
その日、子どもに何事もなければそのまま帰れるのですが、何か連絡事項がある場合は先生に個別に呼び止められます。

入園後しばらくはすぐに帰れたのですが、徐々に先生に呼び止められる回数が多くなっていきました。

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