子育て情報『カサンドラ症候群になりやすい人の特徴とは?治療法や対処法などイラストつきで解説【専門家監修】』

2022年10月11日 06:15

カサンドラ症候群になりやすい人の特徴とは?治療法や対処法などイラストつきで解説【専門家監修】


カサンドラ症候群になりやすい人は?治療や対処法などあるの?

カサンドラ症候群になりやすい人の特徴とは?治療法や対処法などイラストつきで解説【専門家監修】の画像

Upload By マンガで分かる発達障害のキホン

カサンドラ症候群になりやすい人の特徴とは?治療法や対処法などイラストつきで解説【専門家監修】の画像

Upload By マンガで分かる発達障害のキホン

カサンドラ症候群になりやすい人の特徴とは?治療法や対処法などイラストつきで解説【専門家監修】の画像

Upload By マンガで分かる発達障害のキホン


カサンドラ症候群になりやすい人は?

カサンドラ症候群とは、家族や身近な人に自閉スペクトラム症(ASD)があることでコミュニケーションを築くことが難しく、対人関係の問題や心身の不調が生じている状態のことです。

※カサンドラ症候群は世界的に広く用いられている精神疾患の診断基準『DSM-5』(『精神疾患の診断・統計マニュアル』第5版)には記載がなく、医学的な疾患名ではありません。

カサンドラ症候群になりやすい人は、性格的に、真面目、几帳面、完璧主義、忍耐強い、面倒見が良いなどの事例が多いようです。自閉スペクトラム症(ASD)の発現は男性に多いため、パートナーとなる女性側にカサンドラ症候群の発生割合が高いといわれていますが、必ずしも女性だけがカサンドラ症候群になるとは限りません。

自閉スペクトラム症(ASD)のある家族が、社会性に欠けた言動をしたとしても、怒ったり放り出したりせず我慢し受け入れようとする忍耐強さがうまく機能せず、偏った関係性が固定化して、カサンドラ症候群へと進行してしまうことがあります。


カサンドラ症候群の治療や対処法はあるの?

カサンドラ症候群の治療法として、まずは症状として現れている抑うつ症状や不安障害について、薬物療法や認知行動療法などによるアプローチをすることが可能です。
ただ、あくまで対症療法です。自閉スペクトラム症(ASD)のある家族や友人との関係性の改善や変化を目指さなければ、根本的な解決にはつながりません。
まずは、パートナー同士や家族で孤立しないこと、カサンドラ症候群のある人は相談先を持つことが肝心です。

・家族や友人に自閉スペクトラム症(ASD)の診断を強要しない
自閉スペクトラム症(ASD)のある人は社会的に適応していることも多く、自身の特性に気づいていない場合もあります。そういった際に、無理に医療機関での受診をすすめると、本人の気持ちを傷つけてしまい、関係がこじれることもあるかもしれません。
診断を検討する場合は、特性や症状について話し合ったり、理解している段階を経た上で医療機関に行くようにしましょう。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.