子育て情報『読書の秋に!マンガで分かる読み書き指導、自閉症子育てマンガエッセイや本田秀夫先生、宮口幸治先生の新刊など話題の5冊をご紹介!』

2022年10月9日 14:15

読書の秋に!マンガで分かる読み書き指導、自閉症子育てマンガエッセイや本田秀夫先生、宮口幸治先生の新刊など話題の5冊をご紹介!

「自分は普通じゃない」と悩んでしまうこともあるそうです。成長するにつれて、自分の得意なこと、苦手なことを把握することが求められる場面も増えてきますし、困りごとに対する適切な対処方法を知らないと、「できないのは自分のせい」だと思い込み、自己肯定感がどんどん低くなってしまうことも考えられます。

この本では、子どもたちが、自分で自分の困りごとを研究する「自分研究」について、実際の例と共に紹介されています。「泣き虫ゴースト」「ペラペラノドン」など自分の困りごとをキャラクターにして、それはどんなとき、どんな場面で表れるのか、どうすればそれを軽減することができるのか、どんな環境、道具があると安心できるのか、などについて、ほかの子どもたちからのアドバイスも踏まえながら、自分で研究します。子どもたちは「お守りをつくる」「ストップと書かれたカードをつくる」「運動する」など多様な対処方法を考えます。

イヤだと感じること、苦手なこと、安心できること、落ち着けること…それらは一人ひとり異なります。自分の特性にしっかりと向き合うことで、苦手なこと、困っていることに対する自分なりの対処法を前もって考えておくことができ、「次にこういうことがあっても大丈夫」という安心感を得ることができるのではないでしょうか。


児童養護施設や非行少年をテーマに境界知能について考えるーー『傷ついた子を救うためにマンガでわかる境界知能とグレーゾーンの子どもたち4』

「もしも同僚が全員ノーベル賞をとっていたら、その中で仕事をしていくことができますか?」この本の主人公、大頭先生は、児童養護施設の職員からこう問われます。
発達障害グレーゾーンの子どもや境界知能の子どもたちは、このように求められる「普通」のレベルが高すぎる、負担の大きい環境の中で生活しているとも考えられます。

この本は、小学校の先生である大頭先生が、児童養護施設で暮らす生徒の家庭訪問にいく場面から始まります。児童養護施設にはさまざまな理由・背景で入所している子どもたちがいますが、約半数に被虐待経験があるといわれています。この本の中で、虐待を受けた子どもたちは「必要な時に必要なだけ、充電をさせてもらえない」「充電器が当てにならない」状態にあると表現されています。さらに本書では、同じ児童養護施設の卒業生キノシタくんが登場します。キノシタくんは母親からのネグレクトが原因で児童養護施設に入所します。

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