子育て情報『学習困難の背景に感覚鈍麻が!?多動、字が下手、聞き取れない、怪我に鈍感、ボディイメージの悪さも。原因や対応策をイラストつきで解説【専門家監修】』

2022年10月29日 14:15

学習困難の背景に感覚鈍麻が!?多動、字が下手、聞き取れない、怪我に鈍感、ボディイメージの悪さも。原因や対応策をイラストつきで解説【専門家監修】


感覚鈍麻があることから、学習に困難を感じている子どもは多くいる?

ノートが上手く取れない、計算や漢字の書き取りが不得手、授業に集中できない…など、子どもの学習に関連する困りごとは、「限局性学習症(学習障害・LD)」が原因なのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、限局性学習症がなくても、感覚の特性や、そのほかの発達障害の特性から学習に困難を感じている子どもも多くいると考えられています。特定の領域の学習ができない限局性学習症とは異なり、環境に左右される原因によって学習困難が起こることがあります。

このコラムでは「感覚鈍麻がある子どもの学習の悩み」について、原因や解決方などを解説します。

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感覚鈍麻があることで起こる学習の悩み

感覚が過敏なこととは反対に、感覚刺激に気づきにくい、いわゆる感覚鈍麻な特性をもつ子どももがいます。たとえば、暑い日なのに厚手のはおりものを着たままでぬぎ着して調節できない、熱いものに触れているのに気づかないでやけどする、あざができても気づかない、といったことがあります。

感覚を求める傾向が強いために、授業中に体を揺らしたり動かしたり、じっとしていられない、離席が多いなど、集中して学習に取り組めない状態となることがあります(感覚を求める傾向を感覚探求といいます)。

解決策:たとえば、かめるもの・握れるものといった道具を使ったり、人工芝のついた足置きを使ったり、椅子をバランスボールにしたり、といった感覚を取り込める環境をつくることも解決策となります。それでも難しい場合は、席を教室の後ろのほうにして、動くことを許容する環境をつくってあげても良いでしょう。

・授業前に身体を動かしてから始める
・小テストの答えを席の後ろや廊下に貼っておき、移動して答え合わせのプリントを見られるようにする

など、時間を決めて動ける機会を作るなども有効な場合があります。

暑いのに長袖を着て熱中症になる、寒いのに半袖を着て体調不良を起こすなど、服装を適切に調節できずに体調を崩すことがあります。また、発熱しているのに元気に走り回ったり、怪我をしているのに気づかず、平気な様子で過ごしてることがあります。

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