2022年10月29日 14:15
学習困難の背景に感覚鈍麻が!?多動、字が下手、聞き取れない、怪我に鈍感、ボディイメージの悪さも。原因や対応策をイラストつきで解説【専門家監修】
解決策: 「熱いから素手で持たないでね」「寒いから上着を着てね」など、感覚のフィードバックをしましょう。特に危ないものに対しては視覚的に危険だと示すことが効果的です(「さわらない」の看板の掲示など)。
人からの声かけに気づきにくい子どももいます。先生が話していることに気づかず連絡事項が聞き取れないために忘れ物が多くなったり、お友達の声かけに気づかずに、トラブルになったりするケースがあります。
解決策:たとえば、肩を叩く、目の前に立って目を合わせるなど、注意を向けてから話しかけることで気づいてもらいやすくなります。また、口頭だけではなく、紙に書くなど視覚情報も合わせて伝えるとより伝わりやすいです。
鉛筆から指先に伝わってくる感覚をうまく処理できないなどが原因で、文字や絵などがうまく書けないことがあります。
解決策:文字を書くときに、鉛筆が紙に触れている感覚が分かりやすくなるように表面がザラザラした下敷きや紙やすりなどを紙の下に敷くという方法があります。
鉛筆がうまく持てない場合には、握りやすくするための補助具を使うことも検討してみましょう。
自分の体の大きさや、感覚を捉えにくいために、歩いているときに机や棚などに体をぶつけやすい場合があります。
解決策:体のイメージがうまく捉えられない場合、たとえば狭い隙間やトンネルをくぐるような、体の大きさを意識できるような遊びにチャレンジすることで、発達を促すことができます。また、身体をぶつけやすいことに気づいてもらうことも重要です。身体の状態や周囲のものに意識を向けてもらうために、ぶつかりやすい状況などについて話し合ってみることも一つの方法です。
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