2022年10月21日 06:15
一日200回超!?「宿題は?」「手は洗った?」ASD息子への声かけに母うんざり。「もう録音でいいんじゃない?」試した結果は…
声かけが最高潮に面倒だったときのこと
Upload By 丸山さとこ
神経発達症(発達障害)の有無に関わらず、子どもの保護者をしていると『子どもへの声かけ』をすることはたくさんあるのではないかと思います。
「手は洗った?」「宿題やった?」「トイレに行って」「座って」「前を見て」「しまって」「確認して」などなど…同じセリフが何度も繰り返されているご家庭も多いのではないでしょうか。私も毎日同じセリフを何度も繰り返し言い続けています。
私とコウの日常風景を見た親族や友人が「これは凄いね…大変だね…」とみな驚いていたので、客観的に見てもかなり声かけは多い方なのかもしれません。そんな風に日々を過ごしている中で、心底「何度も同じことを言い続けるの、もうイヤだな~!」と思ったこともありました。
コウが小学5年生だったころだと思います。あまりに毎日同じことを言い続けているため、「実際のところ1日あたり何回同じセリフを繰り返しているのだろう?」と、ふと素朴な疑問が沸いてきました。
「確実に毎日10回以上は促してるな…」と思うセリフをピックアップしてみたところ、大雑把にまとめても20個はあることが分かりました。単純に考えると20×10で1日あたり最低200回は声かけをしていることになります。「これは言う方も言われる方も大変だな」と思いました。
同じことを言い続けるのだから、もう録音でいいんじゃない?
文字通り「飽きるほど繰り返したセリフ」の数々が嫌になってきた私は、「同じことを言い続けるんだから、もう録音でいいんじゃない?」と思うようになりました。
Upload By 丸山さとこ
ということで、スマートフォンの録音機能を使い実際にやってみることにしました。使いやすさを考えて、10個程度のバリエーションだったと思います。それらの音声データはスマートフォンの買い替えにより現在は手元に残っていませんが、大体以下のような内容でした。
・出かける時間です
・片付けてください
・支度してください
・宿題してください
・お風呂に入ってください
・時計を見てください
・タイマーは使っていますか?
・確認してください
・寝る時間です
これらのセリフを状況に合わせて再生するようにしたところ、声かけの負担が激減するのを感じました。
録音した音声を再生することで「何度も言っては無視される」