2022年11月4日 12:15
ASD息子「伝え方」を間違えると…比較に敏感、NG表現多すぎ!伝わるコツは渾身の「キメ台詞」
とっさに出た「キメ台詞」っぽいひとこと
Upload By 丸山さとこ
子どもと過ごしている中で『疑わしいな~』『それ信じて大丈夫?』と思うことはありますか?私は毎日です。
とはいえ「子どもを疑うことや、それが子どもに伝わることは良くない」「子どもを信じているという姿勢を示すことが大切」という言葉を目にすることも多いため、「あからさまに疑うのもよくないかな?」と、コウへの伝え方に迷うこともしばしばです。
確かに、『自分を疑ってかかる人の言葉は素直に聞きづらい』ということは分かります。大人である私であっても、『あなたのことを疑っていますよ』というムードを感じ取れば警戒心や不信感が先に立ち、「話を理解しよう」という気持ちが削がれてしまうかもしれません。
そうして『コウの言葉通りになるとは思えないが、疑っているわけではないと伝えたい』と考えた私は、「コウを疑っているんじゃない。私は自分の経験を信じているんだ」と決めゼリフっぽいことを言ってしまいました。
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言いながら『深いことを言ったようで何も言ってないセリフだな…?』と首を傾げる私をよそに、コウは「かっけぇ~…!」と目をキラキラさせてくれたので、結果としてはいい雰囲気になりました。
「コウへの言い方」に悩まされて早10年
人の発言を言葉通りに受け止めがちなコウに話すときには、意図を明確にしつつハッキリした言葉選びが重要です。また、ちょっとした言葉づかいや『聞きなれない言い方』に敏感なところもあるコウは、人の言葉の意外なところに引っかかるときがあります。
以前、実家にコウを預かってもらったときのことです。母が何気なく言った言葉に「どういうこと?」「なんで?」と引っかかったコウは、そのまま行動を止めてしまうことがあったそうです。「コウ君は、普段お母さんが言わない言葉に敏感だね~」と母は笑っていました。
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確かに、私はコウが引っかかって止まりそうな言葉を避けるところがあります。『公園を見ると動かなくなる子ども』と登園するときに公園の前を避けるようになるのと同じ感じで、『コウが引っかかって動かなくなる言い回し』を自然と避けるようになったのかもしれません。
先日母とコウが電話をしたときなど、母が「今日はできてるね」と言ったら「今日は?」と即聞き返してきたというので、「あぁ。