子育て情報『ASD息子「伝え方」を間違えると…比較に敏感、NG表現多すぎ!伝わるコツは渾身の「キメ台詞」』

2022年11月4日 12:15

ASD息子「伝え方」を間違えると…比較に敏感、NG表現多すぎ!伝わるコツは渾身の「キメ台詞」

ありそうだな」と笑ってしまいました。意図を読むことは苦手なのに比較の表現に敏感なのも、コウの『あるある』だなと感じます。

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Upload By 丸山さとこ

そのときの母と同じ状況になったとしたら、多分私は「今日できてるやん!」「あー、よかった。最近できてないの続いてたから、今日できててホッとしたわー」と、より具体的に伝えるだろうなと思います。

コウにとっては『意図を明確にハッキリと言葉にして伝えてもらうこと』が重要で、発言の内容自体(最近できてなかったが「今日は」できている)を皮肉と捉え気分を害することはないようです。面白いなと思います。

とはいえ、日々の生活の中でNGな言い回しを避け続けるのは無理があります。そのため、日常の隙間に『コウの気分が上がるひとこと』を入れるようにしています。
コンディションが悪ければひっかかってしまう些細なひとことも、明るく安定しているときは流せるからです。

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コウの気分が上がるひとことは、大抵たわいもないひとことです。ご飯をつくる気力がないときに、簡単などんぶり料理を「この一杯に全てを込めました」と言って出すと大変喜びます。ここに書くのも恥ずかしいくらいしょうもないひとことですが、効果はてきめんです。

注意をするときも、普通に声をかければ機嫌を損ねてグダグダになりそうなときは『笑える要素』を入れることで、何となく聞き入れてくれたりします。


いざというときに「真顔」を取って置きたくて

こうして『コウにウケの良い言い方』を取り入れているのは、生活の中でコウに対して声かけや注意を促すことがとても多いからです。その全てを真顔で行なっていたら、私とコウの関係はギスギスし過ぎて、話を聞くどころではなくなるだろうと思います(実際、そうなりかけた時期もありました)。それらの声かけや注意の中には、「ここは特に聞き流さずに真剣に聞いてほしい」と思って言うものもあります。
そういうときのために、できるだけ『真顔』をとっておきたいと考えています。

そう思いつつも、目についたことがあれば「これで良いの?あれはどうなってるの?」と言いたいことでいっぱいになってしまう私です。中学生になり、親との距離をしっかり持つようになったコウが引いてくれた『ここから先の口出しはいらないよ』の一線を安易に越えないよう、気をつけていきたいところです。

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