子育て情報『「親だから泣いちゃだめ?」発達障害児2人育児、癇癪や多動、声かけストレスに我慢の限界ーー子どもたちに感情をぶつけてしまった日【専門家アドバイスも】』

2022年12月27日 06:15

「親だから泣いちゃだめ?」発達障害児2人育児、癇癪や多動、声かけストレスに我慢の限界ーー子どもたちに感情をぶつけてしまった日【専門家アドバイスも】


発達障害のある子ども2人との生活はへこたれそうになることの連続で…

わが家の長男と次男には発達障害があります。私は、2人の特性である多動、衝動性、過集中、注意散漫に幾度となくへこたれそうになった経験があります。

長男と次男は、特性によりそれぞれ話しかけてもなかなか反応がないことが多く、年齢も3歳差で比較的歳が近かったためか、仮に長男が反応したとしても次男が次の行動の妨げになってしまうことがよくありました。
声色を変えたり伝え方を簡潔にしても、なかなか思うようにいきません。たとえば「お風呂に入るよ」と伝えてようやく行動にうつるまで20回(約1時間…)は声かけをしていたと記憶しています。


気持ちが落ち込んでいたある日、私の我慢に限界が来て…

忘れられない経験があります。
当時長男は小4で、次男は小1で、2人とも通常学級に在籍していました。次男はまさに小1の壁にぶち当たっていたころです。


次男は当時学校生活になじめず毎日学校と連絡を取り合う日々でした。ある日いつものように私は、放課後担任の先生から「次男が癇癪(かんしゃく)を起こした背景」を聞かされ、落ち込んだ状態で学校から帰宅しました。

「親だから泣いちゃだめ?」発達障害児2人育児、癇癪や多動、声かけストレスに我慢の限界ーー子どもたちに感情をぶつけてしまった日【専門家アドバイスも】の画像

Upload By スガカズ

「親だから泣いちゃだめ?」発達障害児2人育児、癇癪や多動、声かけストレスに我慢の限界ーー子どもたちに感情をぶつけてしまった日【専門家アドバイスも】の画像

Upload By スガカズ

私は2人の心を傷つけたくはありませんでしたし、自分自身を嫌いになってほしくはありませんでした。
ですが、学校生活を送る上でどうしても「普通」と比べざるをえない状況に陥ることが頻繁にあり、そのたびに「私がやっていることは無意味なのではないか?」「(何を言っても聞く耳を持たないのなら)2人は別に私がいてもいなくても変わらないのではないか?」と感じながら子育てをしていました。

そんな毎日が続き、私自身なんとかギリギリの状態を保ったまま日々過ごしていましたが、ある日ついに我慢ができず、2人を感情的に(泣きながら)怒鳴りつけてしまいました。

すると、それまでこちらを向くことはなかった2人が、申し訳なさそうな顔をして、「ごめんなさい」と言いました。
次男も、いつもなら癇癪(かんしゃく)を起こすことが多いのですが、この日は謝ってきました。しばらく時間が経つと、私はだんだんと子どもたちに申し訳なくなってきました。
「親が感情的に『あなたは、こんなことができない』『私はあなたに傷つけられた』と言ってはいけないはずなのに、つい言ってしまった」

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.