子育て情報『発達凸凹長女の幼少期。耳が悪い?愛情不足じゃないの?マイペースすぎて先生や親戚中から心配されて…』

2023年8月10日 06:15

発達凸凹長女の幼少期。耳が悪い?愛情不足じゃないの?マイペースすぎて先生や親戚中から心配されて…

とニャーイは答えました。

ニャーイは頭の中で壮大な旅をしていたわけです。保育士さんから声をかけてもらうまで、イメージの世界で楽しく遊んでいたということです。私も頭の中は忙しいタイプですので、ニャーイの空想癖は気になりませんでした。


変わった言葉づかいが愛情不足だと心配されてしまう

発達凸凹長女の幼少期。耳が悪い?愛情不足じゃないの?マイペースすぎて先生や親戚中から心配されて…の画像

Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ

ニャーイは感情表現や言葉づかいが独特かつオーバーで、そのうえ愛嬌たっぷりであいさつ上手だったため、近所のおばちゃんたちのアイドル的な存在でした。でも一方では、大げさ過ぎたり大人びて感じる言葉づかいに、愛情不足を指摘する方がたくさんいました。

ある日のことです。
私がニャーイの手を引いて歩いているときに親戚のおばさんに会いました。するとニャーイは「洋服、お似合いだね」「おばちゃん、若いね」と、まるでドラマの子役のように感情を込めて言うのです。

その親戚は、私のそばに近寄ると声をひそめて「愛情不足じゃないの?」と深刻な表情で注意してきました。当時は実家で子育てしていたので、ニャーイは私の母やきょうだいからもかわいがられていました。育児放棄や厳しすぎるしつけはなかったので、決して愛情不足ではないということが分かっていました。でも、まだ子育て経験が少ない当時の私は、なんと説明するべきか分からず、黙り込んでしまいました。

もしいま、同じ場面に出合ったら「ニャーイは発達の偏りがある個性的なタイプなので、年齢相応ではないオーバーすぎる表現があるけど、いずれ落ち着くから大丈夫」と言って、相手を安心させてあげることができたと思います。

執筆/ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ

(監修:井上先生より)
感覚の過敏性や、おしゃべりな反面自分の空想の世界に没頭しやすいなどの特性は、それがそのまま社会的に問題になることはありませんが、周囲の人から見ると違和感を感じることがあるかもしれません。
ワッシーナさんのように、お子さんの視点から理解していくことで、その特性の良い部分に着目したり、個性として見てあげることもできるようになると思います。また、もし人から何か誤解されるようなことを言われたときに備えて、親として短い言葉で返答する台詞を何バージョンか考えておくと楽になるかもしれません。将来お子さんに「ママは感覚過敏について聞かれたら、こう言っていたよ」と伝えてあげることもできるといいですね。

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