2023年8月10日 06:15
発達凸凹長女の幼少期。耳が悪い?愛情不足じゃないの?マイペースすぎて先生や親戚中から心配されて…
独特のペースと感覚に違和感あり
Upload By ラクマ/ワッシーナ/ニャーイ
わが家の一番最初の赤ちゃんとして、長女ニャーイが生まれました。ニャーイは赤ちゃんの頃から独特な雰囲気を持っていました。
普段から物音に対して敏感なところがあり、音楽をかけたり声をかけたりすると、例えそれが小さな音であってもよく反応していました。ところがいったん眠ってしまうと、大きな音がしても起きることがありませんでした。
ある風の強い日のことです。私と叔母がベッドで寝ているニャーイを見ていたところ、風で勢いよくドアが閉まりました。驚くほどの大きな音だったのですが、ニャーイはピクリともせず、ぐっすり寝たままでした。
これを見た叔母が「この子は耳が悪いんじゃないの?」と心配しました。
いつもは音への反応がいいニャーイを知っている私は(そんなはずはない、逆に耳はかなりいいはずだけど)と考え込んでしまいました。
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ニャーイが成長して保育園に通うようになると、持ち前の陽気なキャラクターで近所のおばちゃんたちのアイドルになりました。スイッチが入ると歌って踊って、テレビタレントのモノマネをして周囲を笑わせていました。ところがスイッチがおしゃべりモードから空想モードに切り換わると、とたんに電池が切れたオモチャみたいに動かなくなるのです。
ある日のランチタイムのことです。ニャーイが通っている保育園で、子どもたちが水場で食事前の手洗いをする時間になりました。
ニャーイが手洗いをしていると、いつの間にか担任の保育士がそばに立っていました。その保育士がニャーイの名前を呼んで言いました。「ニャーイちゃん、いつまで手を洗ってるの?」ニャーイが後ろを振り返ると、子どもたちの長い列ができていました。ニャーイは気づかなかったのですが、かなり長い時間、手を洗い続けていたようです。
当時の保育士さんは、ニャーイのことをとても心配して、何かと気にかけてくれました。
体は止まっていても頭の中は忙しい
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どうしてそんなに長い間手を洗っていたのかと、大人になったニャーイに尋ねてみました。
「手を洗っていたら、自分が水滴になって蛇口から水道管に入っていって、浄水場に行ったあと、山に向かってどんどん進んでいって、ダムにまで行くことを連想していた」