2023年10月27日 06:15
注射で大暴れ!看護師からもヘルプ要請!自閉症息子が嘘のようにピタリと落ち着いた方法は?
多動、衝動……病院へ行くだけでも大変
現在小学2年生の長男けんとは、3歳の時に自閉スペクトラム症と診断を受けました。不安が強く、とても怖がりなけんとは、注射が大嫌い。病院で予防接種や採血がある時は、待合室まで響き渡る大号泣に、大暴れ。それが年長の時にピタリと収まり、泣くことも暴れることもなくなった出来事を書かせていただきます。
病院へ行き、注射や検査を受けるというのは、老若男女、お子さんや赤ちゃん……多くの人にとっても気が重いことだと思います。
自閉スペクトラム症がある長男のけんとは、じっとするのが苦手、興味があるものを見つけると衝動的に行動してしまいます。そんなけんとを病院へ連れて行くのは、ひと時も気が抜けないため、注射があってもなくても気疲れしてしまいます。
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けんとには、成長ホルモンが分泌されにくく、身長が伸びにくい病気があり、その検査のために大きな総合病院へ行く必要があります。
そこには、エレベーターやエスカレーター、電光掲示板に駐車場の事前精算機など……けんとの大好きなものがたくさんあるので、衝動的に走り回るけんとを追いかけ、小児科までなかなかたどり着かず診察前に私が疲れていることも多かったです。
初めての検査は大暴れ待合室まで響く大号泣
けんとが初めて採血を受けたのは3歳の時。低身長の原因を調べる検査のためでした。身体が動いてケガをしないよう、布ベルトで身体を固定し、数名の看護師さんで採血をしてくれました。しかし、けんとが大暴れしすぎたため、抑えきれなかったようで……他の看護師さんを大声で呼び寄せるほどでした。
その検査の結果、『成長ホルモン分泌不全性低身長症』という病気であることが判明。この病気の治療をには、3ヶ月に1度の診察と、半年に1度の頻度で検査のための採血が必要とのことでした。3歳から治療を開始したけんと。
そして、採血のときは毎回、大号泣&大暴れでした。
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大号泣と大暴れは年長になっても変わりませんでしたが、ある日、布ベルトで身体を固定するのではなく、夫がけんとを背後から抱えて、座った状態で採血する方法をとってみることになりました。しかし、やはり大暴れ。看護師さん2名と夫だけでは、けんとの身体を抑えきれなかったようで、待合室にいた私に「お母さん、助けてください!無理、無理!」