テスト100点でも喜びの報告なし!中1自閉症娘、「気持ちの共有」に無頓着なワケ
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娘は「共有したい」という気持ちが薄いので、話したいという人の気持ちが分からないようでした。
私たちにとっては、喜びを人と共有したいということは当たり前でしたが、娘にとってそれは当たり前じゃない。私たちに娘の気持ちが分からないように、娘にも私たち側の気持ちは理解できないことだったようです。そのことを無理やり変える気持ちはありませんが、中には伝えて欲しい状況もあります。
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人に気持ちを伝えないと、相手は分からないし、状況によっては話さないと困ることもあります。ありのままの娘を受け入れるべきなのは分かっていますが、娘の行動でトラブルが起きるのは避けたい……。
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私たちにできることは、娘が相手の気持ちを想像できるように、周りの状況や気持ちを話していくことぐらい。
今回のことに限らずですが……反抗期な娘にいろいろ諭していくのは難しくなってきました。
絶対こうしなきゃダメということばかりではなく、状況に合わせたり、相手を見たり……臨機応変な対応を教えつつも、娘の個性を壊しているのではないかと、毎回悩みながらやっていることが多いです。
これで合っているかの葛藤も毎回つきまとう。悩んで葛藤しながら、これからも続けていきたいと思います。
執筆/SAKURA
(監修:室伏先生より)
SAKURAさん、気持ちの共有について、あーさんとの対話をご共有くださり、ありがとうございました。
あーさんの言動に関して理解できないことについては、あーさんにお気持ちを聞いて、なるほどそうなのかと理解される、これはあーさんの個性を理解しようとされているSAKURAさん努力の賜物だと思います。
その上で、あーさんに分かりやすい言葉で、SAKURAさんがどのように感じているか、どんな風に困っているのかを伝えられているのですね。これは発達障害のあるお子さんに限らず、どんな人間関係においてもとても大切なコミュニケーションですよね。あーさんの個性を壊しているなんてとんでもないです。素晴らしいなと思いました。自分の考えていることを言葉にして表出するのはとても大事なことなのですが、家族のような安心できる関係性になればなるほど、それを意識して行うことを忘れがちになってしまいます。私もSAKURAさんを見習いたいと思います。