自閉症息子、3歳児健診で逃げ回り再実施に…当時は「耐えるしかない」と思っていたけれど
今回は前回の反省を踏まえて娘も連れて行きました。「まちゃが逃げたら追い掛けてね」とお願いし、ヤル気満々な娘の目の前で、「前回はなんだったのか」と驚くほど、まちゃは大人しく、隣にある体重計にかいてあったイラストをじーっと見ながらこわごわと身長を測り終え、続いて体重もなんなく測ることができました。
やはりまちゃの特性からか、初めてではないということが大切なのかもしれません。
視力検査も今度は片目を隠してきちんと検査をすることができました。歯科検診もなんとか頑張れて、最後は年配の女医さんの問診でした。
その時に発達センターで療育に繋がっていることを伝えると「私はこの子の発達は大丈夫だと思うわよ」とウィンクしながらおっしゃっていただけて、感動して無言で頭を下げて終わりました。
その後まちゃは知的障害の診断を受けましたが、この時2度目の3歳児健診でヘトヘトになった私に、大らかな笑顔で素早く診察を済ませて励ましてくださった先生には感謝しています。
今振り返って考えると
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今振り返って考えてみると、3歳児健診の時にはもう発達センターで専門家の療育にも繋がっていたのですから、前もって「検査がすんなり受けられるか心配だ」ということを、保健センターに相談しておけば良かったのではないかと思います。
でもこの時には今ほど、息子には発達に遅れがあり、いろいろなことが困難だということを私も受容していませんでした。それに、大勢で受ける集団健診などは、ひたすら耐え忍んでなんとかするものなんだと思っていました。
息子の状態を受け入れて周りに相談することができる今のほうが、こういった健診などは楽になっていると思います。
執筆/カタバミ
(監修:初川先生より)
まちゃくんの2度行った3歳児健診のエピソードをありがとうございます。
健診はタスクも多く、子どもを連れていくのも大変ですし、また何らか指摘されたくないことを指摘されるかもしれないという不安も相まって、「行きたくない気持ちでいっぱい」になる方も多いのではないでしょうか。
カタバミさんが書かれていたように、すでに発達センターなどにかかっている場合には、発達センターで事前に話をしておくこともよかったかもしれないですね。機関同士での連携ができるかもしれないですし、準備(予習、心構えなど)についてのコツなどうかがえるかもしれません。