自閉症姉と発達グレー妹、全く違うイヤイヤ期!でも2人とも「あること」がきっかけで落ち着いて…
まゆみはあと2ヶ月で6歳を迎えようとするところですが、現在までイヤイヤ期は来ていません。
【次女あずさの場合:2歳~】お手本のようなイヤイヤ期
あずさの場合、イヤイヤ期はイヤイヤ期はかなり激しいものでした。
2歳頃の癇癪の強さは周りの人もギョッとするほどで、何人も子育てしてきた先輩ママさんから「この子すごいな!?」とビックリされたことも……。
あずさが療育に通うきっかけになったのも、長女まゆみの療育先の運動会であずさの起こした癇癪が激しすぎたために、それを見ていた療育の先生から療育をすすめられ……というところからでした。
あずさの場合、「やりたいようにやらせて」という気持ちが強すぎるようです。大人からすると「それはちょっと……」という内容も多いので止めに入ることがありますが、そんなときは全身を地に投げ出してイヤイヤしたり、顔を真っ赤にしながら「この小さい体のどこからそんな声が」と思うほどの大声で怒り、泣き叫びました。また、触るなと言わんばかりに逃げ回っては手あたり次第におもちゃや本を投げてくることや、なだめようとすると叩いてくることもあって困っていました。
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【次女あずさ3歳~】言語発達とともに落ち着く
そんな、荒れ狂うような激しい癇癪でしたが、次第にこちらの反応をうかがいながら物を投げる様子に変わってきました。
やはり、まゆみと同じでカギは言語理解だったのだと思います。
あずさは言葉の発達が早いタイプで、言葉で伝えるのが上手になっていくとともに癇癪は落ち着き、3歳になる頃にはイヤイヤの頻度はぐっと下がりました。
3歳4ヶ月の今は、嫌なことがあると「どうしたいか」を言葉で説明してくれるようになりました。
そして、それが許されない場合でも、こちらから言葉を尽くして説明すれば大抵は納得してくれますし、納得がいかない様子でも以前のような激しい癇癪を起すことはなくなりました。物を投げることもなくなったのでホッとしています。
イヤイヤ期を振り返ってみて
わが家の子どもたちの事例をご紹介しました。
ふと思ったのが、「まゆみにイヤイヤ期はまだ来ていない」と書きましたが……もしかすると来ていたのかもしれません。
意思疎通の難しさや激しい問題行動にかき消されて気づけていなかっただけなのかも……?
どちらにせよ、まゆみのイヤイヤ期は定型発達の範ちゅうからは遠いものだったと思います。