寝返りはいつから?事故防止やサポート方法、寝返りしない場合の相談目安【医師監修】
ここでは寝返りを促すサポート方法について紹介します。
寝返りができるようになるためには、身体を伸ばす運動や回転させる運動が必要になってきます。寝返りを促す練習としては、あおむけの状態の赤ちゃんに身体の左右一方からガラガラなどのおもちゃを見せることで、身体を回転させる動作を誘導する方法があります。また、仰向けの状態で片方の足を反対の足の外側にかけ、そのまま回転するように腕を持ちながら寝返りをサポートする方法もあります。寝返りの姿勢で身体の下から手が抜けなくなっているときは、優しく抜くようにしましょう。
ポイントとして、ふとんなど柔らかい場所では力がうまく伝わらないため、固めのマットの上などで行うことや、厚着をしていると動きに制限が加わるため動きやすい服装にするなどがあります。また、体重が重い赤ちゃんも寝返りがしづらいことがあるようです。
寝返りの時期は個人差がありますので、過度に気にせずに遊びの中に取り入れるくらいの気持ちで臨むようにしましょう。
https://www.pref.kyoto.jp/kosodateqa/karada_15.html
参考:寝返りをしない [子育てQ&A]|京都府
https://www.hamamatsu-pippi.net/sodan/hamasukuqa/hamasukuqa-list/7989.html
寝返りの練習はどのようにする? |浜松市子育て情報サイト ぴっぴ
寝返りと発達障害や疾患との関係は?不安な時の受診の目安とタイミング
寝返りは早い赤ちゃんだと2ヶ月頃からはじめて、7ヶ月頃には90%ができるようになると言われています。
寝返りのタイミングが早い、または遅いことと発達障害や疾患の関係を解説します。
まず、寝返りが早い、もしくは遅いというだけで発達障害と関連があるのかという根拠は現在のところありません。しかし、ASD(自閉スペクトラム症)などの発達障害のある赤ちゃんは動きのぎこちなさや手足の協調の困難、筋緊張低下などがみられることも多く、そのため寝返りの時期も目安より遅くなるということはあり得ます。
発達障害のほかにも、筋肉の疾患、脳性まひ、脳や脊髄の疾患、先天性代謝異常症などがある赤ちゃんには運動発達の遅れがみられることがあり、寝返りの時期にも影響が出ることが考えられます。このように障害や疾患によって寝返りの時期に変化が現れることがあります。