寝返りはいつから?事故防止やサポート方法、寝返りしない場合の相談目安【医師監修】
しかし、寝返りをするより前におすわりやつかまり立ちなどほかの動作ができるようになる赤ちゃんもいます。
目安として生後8ヶ月以上になっても寝返りをせず、ほかにも気になる様子があればそのタイミングでかかりつけの小児科などに相談してみるといいでしょう。もちろん心配であれば、家庭だけで抱え込まずに、タイミングに関係なく自治体の子育て窓口など相談できる場所に相談することも大切です。
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf
参考:Ⅱ 調査結果の概要|厚生労働省
https://doi.org/10.32220/japanacademyofas.12.3_23
参考:是枝喜代治著「ASD(Autistic Spectrum Disorder)児者の初期運動発達の偏りに関する研究 保護者へのアンケート調査を基に」『自閉症スペクトラム研究』12 巻 (2014) 3 号 p. 23-33
https://doi.org/10.11251/ojjscn1969.26.498
参考:山田和孝著「精神遅滞児の運動発達面でのスクリーニング検査」『脳と発達』26 巻 (1994) 6号 p. 498-503
https://www.hamamatsu-pippi.net/sodan/hamasukuqa/hamasukuqa-list/8211.html
参考:寝返りをする前におすわりをするのは問題?|浜松市子育て情報サイト ぴっぴ
まとめ
赤ちゃんが仰向けの状態から身体をひねってうつぶせになる寝返り。運動発達の目安として、早い場合だと生後2ヶ月頃から寝返りをし、多くの場合は生後6ヶ月~7ヶ月頃までには寝返りをすると言われています。
寝返りをなかなかしないと発達の遅れや疾患などを心配することもあると思いますが、赤ちゃんの発達は個人差が大きいことや、寝返りをするより前にほかの動作ができるようになる赤ちゃんもいるため、過度に気にする必要はありません。
生後8ヶ月を過ぎても寝返りをしないことやそのほかに気になる様子がある場合は、かかりつけの小児科、自治体の子育て窓口、保健センターなど身近な窓口で相談してみるといいでしょう。(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」