子育て情報『わが子が発達障害?心配性夫はネガティブモード…療育、通院、1人で抱え込んだ妻は』

わが子が発達障害?心配性夫はネガティブモード…療育、通院、1人で抱え込んだ妻は

すぐに悲観的になる夫を不安にさせないように、あえて幼稚園や病院、療育での不穏な様子やキツめのアドバイスなどは伝えなかったり、たとえショックを受けても夫には見せず明るく振る舞ったり……。夫は頼りにならない、私がしっかりしなければ。夫を不安にさせないように、妻の私が、あーの母親としてしっかり育てねば!なんでもないよって顔して、表面上はニコニコしながら、深く深く傷ついて疲弊していくのに、気づきもせずにいたのでした……。

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執筆/よいこ

(監修:森先生より)
よいこさん自身も不安でいっぱいな中、お子さんのケアだけでなくご主人のケアまで……よく頑張られましたね。よいこさんがいろいろと調べて行動しているのに、一番頼りにしたいご主人の理解や協力が得られないと、がっかりしてしまいますし、つらいですよね。

実は、お子さんに発達障害があるということをすぐには受け入れられないという方は非常に多いのです。「そんなはずがない」と否定してしまったり、「◯◯(配偶者、病院など)のせいだ」と怒りをおぼえたり、「そんなに重く考えなくても」と問題から目を背けたり、パニックになったり……そういった段階を経て徐々に現実を受け入れて対策を考えるようになっていく、というパターンを取ることも少なくありません。

キャパシティは人それぞれですので受け入れられるようになるまでの期間も人それぞれです。
もちろん、説明・説得してご家族の協力を得られるならばそれがベストです。ただし、ご家族の方自身の不安をぶつけられたり、無理解ゆえに傷付けられたりする場合には、まずはお子さんとご自身を守ることを優先しましょう。

もちろん、治療方針や通院先など、重大な部分を共有しておくことは大切です。ただ、受け入れるまでの期間やプロセスに違いがある以上、「親として同じ目線で一緒に対応すること」を期待してしまうとこじれるケースもあります。お子さんの問題と、「ご家族の方自身の不安感」「ご家族の方に寄り添ってほしいという気持ち」といった問題とは、線引きをすることが必要となることがあります。

溺れている人が溺れている人に手をのばしても、二人して溺れてしまうという事態になりかねません。ご家族の方がまだ発達障害のことを充分に受け入れられていない場合は、重大なことや、どうしても協力してほしいことだけを端的に伝え、ご家族の方の心の準備が整うのを待つといいでしょう。

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