子育て情報『1歳自閉症娘、音楽を通して成長に変化が!児童発達支援に通ったら』

1歳自閉症娘、音楽を通して成長に変化が!児童発達支援に通ったら

まずは教室の隅に用意された小さな椅子を親子で運び、着席できたらご挨拶です。
「今日は○月○日○曜日、お天気は○○。よろしくお願いします」という先生の声にはあまり反応しませんが、その後の「はじまりの歌」では、渡されたタンバリンをリズムよく鳴らしたり振ったりしていました。
この歌は毎回同じなので、「これからはじまる」という導入のサインにもなっていたのだと思います。

2)歌・楽器遊びでは、毎回違う歌と楽器が用意されます。
1曲につき数種類の楽器が並べられ、そのうち1つを選んで先生のピアノ・歌に合わせて自由に演奏を楽しみます。カスタネットや鈴といったお馴染みの楽器に加え、ウインドチャイムやスリットドラム、カホン、セミーヤといった珍しい楽器も。鳴らしてみたい楽器が複数あるときは同じ歌でもう一度トライできたり、柔軟に対応していただきました。


3)2~3曲、歌と楽器を楽しんだあとは、形の違う4つの太鼓を用意します。大きな太鼓、平べったい太鼓、細長い太鼓、小さな太鼓……音の違いや感触の違いを楽しみながら、こちらもピアノに合わせて手やマレットで演奏を楽しみます。

4)その次は、細長い太鼓だけを教室に残して体を動かす遊びです。
太鼓の周りを、ピアノの調べに合わせて走ったり歩いたりしながらグルグル回ります。やがてグループ療育にも参加するようになると、年齢や参加人数に合わせて「音が止んだら太鼓を叩く」「名前を呼ばれた人が太鼓を叩く」などバリエーションが増えていきました。

5)太鼓をしまうと、回によって内容は変わりましたがリラックスできるような遊びが多かったと思います。
まゆみを仰向けに寝そべらせた状態で行う手遊びを教えてもらったり、リトミックスカーフを使う遊びなどを教えてもらいました。

6)終わりの挨拶と歌も毎回同じなので、まゆみにとって「これでおしまい」というのが分かりやすかったようです。

教室内をウロウロしていても、終わりの歌が始まると先生の前に戻ってくるようになりました。


まゆみの変化

まず驚いたのは、楽器を選んだことでした。
二択でも「選ぶ」という行為が難しいまゆみにとって、並べられたものから一つを手に取るだけでも珍しいことでした。選んだすぐあとでほかのものが気になって手を伸ばしたりしてしまう姿は今も見られますが、少しずつ「選ぶ」「順番」の概念を学んでいってくれているように思います。

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