園・学校とどう連携する?検査結果共有のポイントを紹介します【LITALICO発達特性検査】
検査結果を持参する際には、あらかじめ、優先順位をつけて特に相談したい部分に付箋をつけたり、その部分だけを持っていくなどするのもおすすめです。
検査結果を見せたり渡したりする際には、検査結果レポートの「04.専門家の皆様へ」の箇所を見せるなど、LITALICO発達特性検査についても説明するとよいでしょう。
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お子さまによっては「困った行動」をする「困った子」という捉え方をされることがあるかもしれません。ですが、その行動をなぜするのか、特性や困っていることの背景を知ることで、本人にもコントロールできない行動だったり、本人にとっては必要な行動であることが分かることもあります。また、環境に影響を受けて生じる行動の場合もあります。
お子さまにとってどうしたらうまくいくか、困りごとが減らせるかという視点で、お互いに前向きで具体的に話すことを意識するようにします。
園や学校での見立てや困っている度合いが家庭や検査結果と異なる場合もあります。そんな時は、逆にチャンスと捉えて、話し合うのもおすすめです。
LITALICO発達特性検査は学校の見立てと違うときのすり合わせツールとしても活用できます。
LITALICO発達特性検査は、主に保護者が把握できる場面で感じている困りごとから結果を出します。そのため、園や学校での見立てと違う場合や、周囲では「困っている」と捉えていないことがあるかもしれません。また、お子さまの困りごとや特性の現れ方は環境との相互関係で現れます。そのため、家庭では困っていることが園や学校では現れなかったり、集団生活や学習の場面など、特定の場面で困りごとが現れたりするなど、家庭と園・学校での状況や困りごとの様子に違いがあり、それぞれの見解が異なる場合もあります。
どちらもお子さまの姿であることをお互いが理解することがとても重要です。検査結果を伝えるだけでなく、「家庭ではこういうことがありますが、学校ではどうでしょうか?」などと、園や学校での様子を聞くことも重要です。
特性や困りがどんなときに強くなり、どんなときに現れないかなどの情報収集をし、両者でそれぞれの様子を共有し、連携できるとよいでしょう。
まとめ
本人の困りごとを減らし、過ごしやすい環境をつくるためには、家庭だけでなく、園や学校との協力が欠かせません。