子育て情報『1歳半健診、積み木、指差し…できないのは娘だけ?発達に遅れがあるの?気持ちの整理がつかず…』

1歳半健診、積み木、指差し…できないのは娘だけ?発達に遅れがあるの?気持ちの整理がつかず…

1歳半健診は、人生最初の正式な総合健診です。初めての経験は誰でも緊張し、不安がよぎり、ついつい悪いほうに考えがちです。保健師や心理士でもハードルが高いので医師ともなるとさらなる高いハードルがありますね。しかし、誰もが気軽に話せるような、ハードルの低い、優しい理解のあるかかりつけ医が理想です。

だから、私の診察室はいわゆる診察室ではなく「チャットルーム」、つまり、雑談部屋という意味を持つ名称にしています。保護者の方の気持ちがついていけなくても、それを待ってくれるような心理士や医師が必要だと思っています。診察室であっても雑談できるような、緊張がほぐれて本音が言えるような雰囲気作りが大事なのです。私のチャットルームには、ソファーも用意されています。
ご両親やきょうだいがくつろいで座れる工夫もしています。これからの日本の医療は、「診察室」の常識を覆していくことが大事ではないかと思っています。

https://h-navi.jp/column/article/35030119
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。

知的発達症
知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。
論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。

ASD(自閉スペクトラム症)
自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)

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