「特別支援学級がいい」学校見学で実感するも、申請期限は2週間後…診察、診断書は間に合う!?
初めて行く病院でASD(自閉スペクトラム症)の診断をしてもらえるのか……不安を抱えながらも長男を連れて病院へ。
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いよいよ診察が始まり、療育の先生の意見書を見せたうえで、どんなことで普段困っているかなどの話を懸命に伝えたところ、初回の診察で診断書を書いていただけるか心配していたのですが「ASD(自閉スペクトラム症)の疑いあり」で診断書を書いていただくことができました。
診断書を手に入れ、申請へ!ついに就学先決定
そのまま診断書を受け取って提出にいきたかったのですが、診断書はすぐに書けないのででき上がり次第就学相談所へ郵送するとのことでした。締め切り日も近づいていて間に合うか不安だったのですが、医師にも必ず間に合うように郵送してほしいと念を押し、無事に書類提出日に間に合わせていただきました。
後日、自宅に就学先決定の通知が届き、おそるおそる中身を見てみると……自閉症・情緒障害特別支援学級へ就学できるとのことでした!
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相談員さんからは通常学級への就学をずっと勧められていたこともあり、自閉症・情緒障害特別支援学級へ進路を決めるまで時間がかかってしまいました。最後まで不安で落ち着かない日々を過ごしましたが、療育の先生の後押しもあって、自閉症・情緒障害特別支援学級への就学が決定し、心から安心しました。
執筆/プクティ
(監修:新美先生より)
就学相談の紆余曲折エピソードを聞かせて下さりありがとうございます。就学相談や、学びの場(通常学級、通級指導教室、特別支援学級、特別支援学校など)の決定プロセスや基準は、地域(自治体)による差が非常に大きく、また年度によってがらりと変わることもあります。そうしたことを踏まえて、プクティさんのエピソードを読んでいただけたらと思います。
本来は、この診断名じゃないと特別支援学級に入級できないとか、診断書が必須とかいう決まりはなくて、児童一人ひとりの教育支援ニーズに基づいて、関係者と保護者で合意形成していくことになっているはずなのですが、実際には地域ごとのローカル基準がありますね。病院はなかなか予約が取れないし、診断までにかかる時間もまちまちで、締め切りもあって、プクティさん、振り回されてしまい、本当にお疲れ様でしたというよりほか、言葉が出ませんでした。
プクティさんは、療育の先生の後押しもあり、見学に行かれて特別支援学級がいいという保護者の方の明確な意思があったので、このような無理な日程でも必要な診断書を入手して、入級の希望を出すということが迅速にできたのは、すごくよかったと思います。