子育て情報『自閉症の特性?幼稚園で複数指示に混乱、思い通りにいかず涙…就学先に悩んだけれど、小3の今は』

自閉症の特性?幼稚園で複数指示に混乱、思い通りにいかず涙…就学先に悩んだけれど、小3の今は

診断名に限らず、一度に複数の指示があると混乱するお子さんがいます。年中だったらそういうお子さんはクラスに何人もいるはずです。一度に頭の引き出しに保持できる記憶量は人によって異なりますが、ちょっと練習して急に増えるようなものでもありません。幼稚園の先生は「家で練習して下さい」なんて言わずに、全体の指示もユニバーサルデザインで一つずつ指示するように心がけたり、一度に複数の指示を出した後に、一つずつゆっくりおさらいしながら指示を出したり、戸惑っている子を見かけたら個別に声をかけたり、手順をイラストで示したりしてくれればいいのになと思いました。

勝ち負けのこだわりが強いお子さんもいますよね。お子さんの気質や段階によって、勝ち負けのある遊びに参加しないとか、負けたときの対応を練習するとかいろいろな対策はあります。あまり目くじらを立てすぎず、温かく成長を見守るというのも大事ですよね。

気になることがあって、特に身近な人が特別支援学級に在籍していると、特別支援学級のメリットもたくさんあるので、在籍の希望を出そうかどうするか迷いますね。
地域柄もあって、どうするとよいというのは難しいですが、見学・体験をしたり、いろんな人の意見も聞きながら、本人と保護者がよいと思う選択をされるのがいいと思います。そして状況によってまた軌道修正・方向転換することもありとして、柔軟に考えるのがよいのではないでしょうか。

https://h-navi.jp/column/article/35030231
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。

神経発達症
発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。
知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。
※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)

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