児童発達支援に通い出して2歳グレーゾーン息子に変化が!?でも一番救われたのは「親」のほうで…
ところが保育士さんが一斉退職してしまい、ねこ太を通わせることができなくなって泣く泣く退園したのです。私は仕事を辞め、日中2人だけの生活に逆戻り。発達のことにかなり悩んでいた時期なのもあってどんどん病んでいきました。そんな状態から救ってくれたのが児童発達支援の存在でした。
児童発達支援に通うまでは暗闇の中を手探りで育児している感覚だったのですが、児童発達支援に通い始めてからは一緒に子育てをしてくれているような安心感がありました。一人で悩んでいた発達の悩みを共有でき、困ったことがあればその都度アドバイスを頂ける存在がどれほどありがたかったか……。
児童発達支援の先生方には感謝してもしきれません。児童発達支援には肉体的にも精神的にも助けられ、児童発達支援を必要としていたのは子どもだけではなく親もだったんだなと思いました。
執筆/鳥野とり子
(監修:新美先生より)
ねこ太くんが2歳4ヶ月から通い始めた児童発達支援施設について詳しく聞かせて下さりありがとうございます。ねこ太くんは通われた児童発達支援施設がぴったりはまったようで、体の動かし方、手先の使い方から、食事面、社会性・言葉まですごく成長したんですね。発達の偏りがある場合、環境をご本人に合うように整えて、情報量や興味の向きの調節がフィットすると、さまざまに成長がググンと見られたりしますね。
そして鳥野さんもおっしゃられているように、児童発達支援施設・療育につながることで、わが子に合ったかかわり方、環境、働きかけのタイミングなどを相談できて、いっしょに成長を喜んでもらえる伴走者に出会えることもすごくいいことですよね。児童発達支援施設については、公立/民間、施設数などの状況が地域によってかなり差があり、必ずしも求めるタイプの施設に出合えることばかりではないかもしれませんが、お住まいの地域でどんなところがあるのか、探してみるのもいいかもしれません。https://h-navi.jp/column/article/35030193
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(コラム内の障害名表記について)
コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。