集団登校はムリ!?小1発達グレー息子、マイペースでブーイングにも気づかず…母の付き添い登校はいつまで?
不安だらけの小学校生活。発達グレー息子は集団登校できる?
しのくんは発達障害グレーゾーン 、6歳の男の子です。現在小学1年生で、通常学級に籍を置いています。
しのくんは2歳まで発語がなく、身辺自立や運動面の発達もゆっくり。保育園での集団生活も苦手で、教室から脱走したり、行事に参加できなかったりすることもありました。
しかし、 年長の頃には加配の先生が付かなくても過ごせるようになり、 成長を感じることも増えてきました。
それでも、保育園とはがらりと変わる小学校生活。心配事は数えきれないほどたくさんありましたが、そのうちの一つは「しのくんが一人で歩いて登校できるのか?」ということでした。
しのくんは小さい頃から多動傾向があり、道路への飛び出しなどの心配が絶えませんでした。そのため6歳になっても、道を歩く時には必ず手をつなぐようにしていました。
しのくんが通う小学校は、集団登校をする決まりです。一応しのくんには、集団登校というものを説明して、みんなと一緒に行けるかどうか聞いてみましたが……。
「えー?しのくん無理よ。ママついてきてよー」という自信なさげな答えが返ってきました。でも正直なところ、しのくんと同じかそれ以上に、親の私も集団登校に緊張していたのです……!
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そのため私は、1年生のはじめから登下校に付き添うと決めていました。もしかすると仕事に間に合わないことがあるかも?と、しのくんが小学校へ通い出す前に、 職場にも息子の現状を報告して相談。
幸い上司に理解があったので、もし遅刻しても気にしなくて大丈夫と言ってもらえました。一緒に働いているスタッフにも理解を示してもらって、ホッとしたのを覚えています。
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いよいよ始まった集団登校。「みんなと一緒に歩いている!」と喜んだけれど……!?
そして小学校が始まり、初めての集団登校。私はドキドキしながらしのくん達の列の後ろについて歩きました。
しのくんはちゃんとみんなと一緒に歩いていて、すごい!と思ったのも束の間……。しのくんは歩くのが遅く、ほかの班に追いつかれてしまい、「もー遅いなぁ」と言われてしまいました。そんなことには全く気づいていない様子のしのくん。
なので、私がしのくんに「早く歩こうね」と声掛けが必要な状況になりました。
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集団登校が始まったばかりの頃は、ほかにもついていっている保護者も見かけましたが、1週間もすると一緒に登校する保護者はほとんどいなくなって、 私をいれて3名ほどになりました。