「なぜ?」に着目!癇癪が起きる仕組みと影響しやすい3つの要因を作業療法士・野田遥さんが解説!
その要因としては、「癇癪を起こせば思いが伝わる」など、癇癪がコミュニケーション手段として強固に身についている、ほかにコミュニケーションの手段がない、上記のように環境と特性がうまく噛み合わず、癇癪が起きやすい状態がある、などが考えられます。
このような場合には、特性に合った対応や支援がより必要になるかもしれません。
今回は、オンラインセミナーでお伝えした内容をもとに、癇癪が起きる仕組みや影響しやすい要因をお伝えしました。「なぜ癇癪が起きているのか?」という観点で振り返ってみると、もしかしたらお子さまの行動に影響している要因のヒントが見つかるかもしれません。
とはいえ、癇癪は、解決するのがとても難しいお悩みの一つです。対応する保護者の方にとって、家庭で抱え込んでつらくなってしまうこともあるかもしれません。また、具体的に要因を探ったり、どのようにサポートするか方法を考えたりするにはハードルもあるでしょう。そのような場合には、相談機関や支援者の方への相談をお勧めします。
近くに相談できる場所がないという場合には、お子さまの特性や背景要因、サポートの方法などのヒントが得られるオンラインツールなど、負担を減らす方法を検討するといいでしょう。発達ナビにもいくつかの選択肢があります。活用できるものがないか探してみてください。
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