子育て情報『小2まで通常学級、特別支援学級へ転籍すべき?勉強、友だち関係、将来…悩んだ末に「基準」となったのは』

小2まで通常学級、特別支援学級へ転籍すべき?勉強、友だち関係、将来…悩んだ末に「基準」となったのは


特別支援学級で過ごし始め、落ち着きを取り戻した息子

小学校入学当初は通常学級に就学したわが家の息子トール。小学1年生の終わり頃、ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けました。小学2年生の秋頃から、学校や家庭でもイライラしたり、泣いたりすることが増えてきて、特別支援学級への転籍を本格的に考えるようになりました。その頃は通常学級に在籍しつつ、特別支援学級の先生の都合の良い時に、特別支援学級で過ごす時間をつくってもらっていました。

特別支援学級で過ごす時間を取るようになって、トールは少しずつイライラする時間が減っていったように思います。周りの視線を気にせず、マイペースに過ごせる時間が取れるようになったおかげだと思っています。

小2まで通常学級、特別支援学級へ転籍すべき?勉強、友だち関係、将来…悩んだ末に「基準」となったのはの画像

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通常学級から特別支援学級へ転籍すべき?不安や迷いが押し寄せて

特別支援学級に在籍したほうが、トールが穏やかに過ごせるかもしれないと、私も考えるようになりましたが、私自身、特別支援学級に関する知識は全くなく、転籍したらどうなるのか、いろんな疑問や不安が湧いてきました。

実際に在籍したら毎日どのように過ごすのか。
どのくらい通常学級に在籍する子たちと関わりがあるのかも心配でした。日々怒ったり泣いたりしながら過ごしていたトールでしたが、通常学級にはお友だちもいました。トールの転籍について悩んでいた頃、クラスのお友だちに「トールくんをほかの教室に行かせないで」と言われたことがありました。

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わたしは、トールが教室で騒いだり、マスクをすぐ外してしまったりして(当時はコロナ禍で、教室ではマスクを着用するルールでした)、周りの子から嫌がられていると思っていたので、そのお友だちの言葉はとてもうれしいものでした。

同時に、せっかく仲良くしてくれているお友だちがいるのに、特別支援学級に行くことで関わりがなくなってしまうのではないか?とも考えました。また、勉強は通常学級より遅れてしまうのではないか、そしてその後の進路に影響があるのではないか?なども心配でした。

特別支援学級に転籍することで、それまで一緒に学んでいた通常学級の子たちから取り残されるかもしれないという漠然とした不安が、心の中に広がっていました。

集団の中にいることが苦痛だからと集団から離れて生活したら、ますます集団の中に入ることができなくなって、将来の進学や就職の時の選択肢が狭まってしまうのではないか。
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