ルールやマナーに強いこだわり、予定変更でパニック!発達障害息子の気持ち、どう受け止める?【専門家アドバイスも】
ルールを守るのは正しいこと。でも、こだわりすぎてトラブルのもとに……
ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の診断を受けている息子のトール。特性のひとつなのか、「ルールを守ること」に対して独自のこだわりがあるように感じます。トールがこだわるルールというのは、一般的な交通ルールや、学校での決まりごとなどで、ポイ捨てをしないことや物を大切に扱うなどの倫理的なものも含まれます。
それらのルールを守るのは正しいことなのですが、過剰に反応してしまって対応に困る場合もあります。例えば、見ず知らずの人が横断歩道ではない道路を横断しているのを見かけた時、相手が大人でも関係なく注意しようとします。

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知らない人にむやみに注意しようとするのはやめてほしいと思うのですが、見て見ぬふりを推奨してしまっていいものかと、かなり悩んだ時期もありました。でも、注意した相手が怒ってしまったり、万が一にも危害を加えられないとも限りませんので、やはり知らない人に注意するのはやめるよう話しています。
学校でも、ランドセルを雑に扱っているクラスメイトを注意して揉めたことがありました。その子本人のランドセルなので、トールやほかの子が何か被害を受けたわけではないのですが、ランドセルは大切に扱わないといけないとトール本人が思っているのでしょうか。口を出さずにいられなかったようです。
特別支援学級の先生とも話して、もしどうしても何か注意したいことがあったら、それは大人がやることだから、先生や親に言うようにしてほしいと伝えました。トラブルの回避のためにも、そのようにしてほしいと思っています。

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これも「こだわり」の特性だった?予定変更で大泣きしていた幼少期
またルールとは少し違うのですが、トールは診断を受ける前の小さい頃から、予定を変更することが苦手でした。特に楽しみしている予定だとなおさらで、急にキャンセルになってしまうとなかなかそれを受け入れることができず、大泣きして予定通りに行動しようとしていました。そんなことがあったので、いろいろな予定は前もって伝えず、当日になって確実に行けることが分かってから、トールに伝えるようにしていました。

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例えばお友だちと遊ぶ約束があっても、集まるメンバーの誰かが体調を崩す可能性もあるのでトールには伝えず、当日みんな元気で集まることができるのを確認してから伝えていました。