【おひなまきの巻き方】いつまでOK? おくるみの選び方や注意点を解説
赤ちゃんの寝かしつけは、育児のなかでも大変だといわれることのひとつ。「赤ちゃんがなかなか寝ない……」と悩んでいるママやパパは多いのでは? そこで今回は、赤ちゃんの寝かしつけに役立つ「おひなまき」について、フリー助産師の浅井貴子先生に教えてもらいました。おひなまきの効果やメリット、おくるみを使ったおひなまきの巻き方を動画と写真で解説。赤ちゃんが心地よく過ごせるよう、おひなまきをするときの注意点もあわせてチェック。
INDEX
●おひなまきとは?
●おひなまきのやり方
●おひなまきはいつからいつまでOK?
●おひなまきに最適な布は?
●おひなまきをするときの注意点
おひなまきとは?
「おひなまきとは、赤ちゃんがママのお腹の中にいたときのような丸まった体勢のままおくるみで包んであげること。もともとは、妊娠中や産後の骨盤のゆがみを整える「トコちゃんベルト」で知られるメーカー『青葉』が開発した、メッシュ素材のおくるみ用の布製品の登録商標でした。しかし今では、赤ちゃんをおくるみで包む巻き方そのものとして広い意味で理解され、一般用語として浸透しつつあります。赤ちゃんをおひなまきにすることで、抱っこした状態からスムーズに寝かしつけができるといわれています」
おひなまきの効果
「おひなまきのメリットは、赤ちゃんに安心感を与えてあげられること。泣きやんだりぐっすり眠れたりする効果もあるといわれています。さらに、赤ちゃんの手足が動く範囲が制限されるので、突然ビクッと体が動くモロー反射を抑えることもできます。
一方、おひなまきのデメリットとして、きつく巻きすぎると赤ちゃんが窮屈に感じてしまいます。赤ちゃんが大きくなると、包まれるのを嫌がることもあるようです。
また、足をあぐらのように組ませないと股関節脱臼になりやすいともいわれています。そのため、正しい方法で巻いてあげることが重要です」
おひなまきのやり方
おひなまきの手順
【おひなまきの巻き方】
①布を半分に折り、折り目を上にして置く。おくるみの上側の辺から赤ちゃんの頭が出るように、中央より少し上側に赤ちゃんを寝かせる。折り目と赤ちゃんの肩が3cmほど空くとよい。
②赤ちゃんの手は、自然な形になるように顔の近くに添える。
③片側の布の角を持ち、反対側の足の付け根あたりをめがけて包み、お尻と背中の後ろに布を挟む。