もしものことを想像して備えよう!【地震がテーマの絵本8選】 | HugMug
テーブルの下に隠れて、落ち着いたら高台へ。真っ直ぐ早歩きです。でも、はなちゃんはちょっとのんびり。先生に注意され、練習をするようになります。とある冬の日。突然地震が! 東日本大震災のときに、保育園児たちの実際にあった経験をもとにした絵本。ほのぼのしたタッチのなかにも、津波から逃げる緊迫感が描かれていて、心打たれます」
地震がテーマの絵本 07避難所での出来事を描く『あのとき、そこに きみがいた。』
『あのとき、そこに きみがいた。』作・絵:やじま ますみ(ポプラ社)対象年齢:5歳くらいから
「2016年4月16日の未明。熊本で巨大地震がありました。被災した作者が向かった先は避難所。その様子をドキュメンタリータッチで追います。途方に暮れる人々。知人の安否を確認する携帯の光。一夜が明けても余震は続き、体育館は人で溢れてきます。
そこにボランティアが。黄色いビブスを来た中学生たちです。元気に活動する彼らの姿はたくましく、生きる勇気と希望を運んでくれる感動作です。イラストもリアルで素晴らしい。少し大きいお子さんに」
地震がテーマの絵本 08シンプルな絵と表現が特徴!『にげましょう』
『にげましょう』著:河田惠昭編:GK京都(共同通信社)対象年齢:小学生くらいから
「災害で命をなくさないためのハウツーが、テンポよく描かれています。韻を踏むひと言は『にげましょう』。身を守るには、まずこの行為です。地震、津波、噴火、台風、竜巻、それに広域豪雨、集中豪雨、ゲリラ豪雨など……近年多発している気象状況にも対応して、逃げ方の説明も実用的です。なにより、地形を横から捉えた図は、危険の全体像を把握しやすく、色合いもスタイリッシュで美しい。大人にとっても読み応えのある一冊です」
PROFILE
アンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。
映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
【言葉で遊ぶ絵本9選】言葉やひらがなを楽しく覚えよう! | HugMug