せっかく覚えてもうまく使えない? 「慣用表現」の “ネットワーク化” は、知られざる究極の英語力アップ術
と尋ねることもありますね。
・Isn’t that a surprise?(びっくりだよね?)
・Can you believe it?(信じられる?)
6. 驚きを事後的に描写する
びっくりして印象に残ったことは、なかなか忘れないもの。後から回想して「あれは~のような驚きだった」と描写することもあるでしょう。
・do a double take(驚いて自分の目を疑う)
・jump out of one’s skin(死ぬほど驚く)
目を疑うほど驚くときに「2度見する」ことがありますが、英語では、“do a double take” という言い方があります。この “take” は名詞で「撮影のテイク」に近い意味合いだと思われます。「2度撮りをする」ことから「自分の目を疑う」という意味になるのでしょう。
また、“jump out of one’s skin” は「皮膚から飛び出す」というイメージで、「死ぬほど驚く」に近い表現です。
状況を思い描いて、感情を込めて表現する練習を
これらの「驚きの表現」をうまく使うには、見たり、聞いたりしたことに対して、素早く反応することが肝心です。
つまり、瞬発力が必要なのです。
一見簡単そうな表現も、タイミングよく使おうと思えば難しいもの。普段から、状況の中に身を置き、感情を込めて表現する訓練をしておく必要があります。
例えば「結婚なんてありえないと思っていた共通の友人が、いよいよ結婚することになった」という状況で交わす会話文をご紹介します。このやりとりを参考に、音読練習してみましょう。
A: Fred is getting married.
フレッド、結婚することになったよ。
B: Wow! Really? Are you sure?
何!本当?確かなの?
A: Yeah, I heard it from his father.
確かだよ。フレッドのお父さんから聞いたんだ。
ポイントは、ただ音読するのではなく、驚きの気持ちを乗せながら読むこと。状況を頭に思い描いて、気持ちを込めて、登場人物になりきって練習してみてください。
感情を込めて練習するには、一人では味気ないもの。練習相手がいるといいですね。親子で交互に音読してみて、どちらがより感情を込めて話せているかを競ってもいいでしょう。
日本語でも、日常生活の中で驚くようなことがあるときは、自然と表現に感情がこもるもの。英語ではさらに、少しオーバーなくらいに感情を込めて、表現する練習をしておくといいですね。
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