子育て情報『将来を決めるのは「根拠のない自信」である。今日から“心の貯金”をはじめよう!』

将来を決めるのは「根拠のない自信」である。今日から“心の貯金”をはじめよう!

目次

・健やかな心を育むには『根拠のない自信』が必要不可欠!
・自信を育むお手伝いのすすめ
・自信がありすぎるのも心配?
将来を決めるのは「根拠のない自信」である。今日から“心の貯金”をはじめよう!

「うちの子、ウジウジしていて困っちゃう。もっと自信をもってほしいのに……」そう悩む親御さんはたくさんいます。一方で、やったことがないことやできそうにもないことを、自信満々に「できるもん!」と言っては失敗し、「もっと慎重になってほしいのに……。根拠のない自信がありすぎて心配」という親御さんも少なくありません。

なさすぎてもありすぎても心配な『根拠のない自信』。今回は、子どもの “自信” がもたらす可能性について、さまざまな角度から考えていきましょう。

健やかな心を育むには『根拠のない自信』が必要不可欠!

半世紀以上臨床の現場で子どもの成長を見つめ続けた児童精神科医の故・佐々木正美先生は、「子育てでもっとも大切なことは『根拠のない自信』を子どもの心にたっぷりとつくってあげること」だと語っていました。


『根拠のない自信』は、精神医学の世界では『基本的信頼感(ベーシック・トラスト)』を意味します。人が人として生きていくためにとても重要な「自分に対しての揺るぎない自信」があれば、たとえ失敗や挫折をしても乗り越えていけるーーそれは誰もが頭では理解しているのではないでしょうか。

実際に、社会問題にもなっているひきこもりやニートと呼ばれる人たちは、他者に無条件に受け入れられた経験が乏しく、『根拠のない自信』をもっていない場合が多い傾向が見られるそうです。

『根拠のない自信』は一般的に乳幼児期に育みやすく、成長するにつれて身につけることが難しいともいわれています。しかし、学童期以降でも育むことは充分可能です。そのために親が心がけたいのが、「子どもの思いに耳を傾けるよい聞き手でいること」だと、佐々木先生は述べています。


いまのお母さん方は、子育てに関する情報をたくさんもっているため、とかく先回りをして「○○をしなさい」と子どもに指示や命令をしてしまいがちなんですよね。その結果、親子関係が逆転し、子どもが親の希望や期待を聞いている例をしばしば目にします。


(引用元:HugKum|【今も心に響く佐々木正美さんの教え】子どもに自信をつけるお母さんになってください)

本来なら子どもの言葉に耳を傾けなければならないのに、「わが子のために」と先回りして指示を出してしまうなんて本末転倒ですね。甘えやわがままがその都度親に受け入れられると、子どもは精神的な安らぎを蓄積していきます。

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