子育て情報『知識や能力は身につかなくてもいい! 習い事のもつ「本当の効果」がスゴかった』

知識や能力は身につかなくてもいい! 習い事のもつ「本当の効果」がスゴかった

と主張します。習い事は多様な人たちと出会えるだけでなく、コミュニケーションが取れるからです。

今、語彙力は国語だけでなく全教科に必要な力として注目されています。言葉を知らなければ、教科書の内容を理解したり、試験の問題文を読んだりすることができないからです。また、言葉を知り、文章を読みこなすことは、AI時代を生き残っていくために必要な力とも言われています。


そのなかでも、わたしが注目しているのが語彙力です。わたしも携わったある研究では、なんらかの習い事をしている子どもは、一切習い事をしていない子どもより語彙力が高いという結果が出ました。大好きな習い事をしていれば、先生や同じ教室に通う友だちとも積極的に話すことになります。
そのコミュニケーションによって、語彙力が伸びたのだと推測できます。

(引用元:StudyHackerこどもまなび☆ラボ|「親の言葉遣い」に見る、成績優秀な子が育つヒント。語彙力が伸びる会話の特徴)

知識や能力は身につかなくてもいい! 習い事のもつ「本当の効果」がスゴかった


楽しく続けて、醍醐味を味わおう

このように、習い事に期待できる効果は次の2つに分けられます。

・人とのコミュニケーションにより得られるもの
(=多様性を知ることができる、語彙力が上がる)

・本人が努力し続けることにより得られるもの
(=自分の成長を実感する、やり抜く力を身につける)

注意したい点は、いずれも習い事を始めたからといって、必ず得られるものではないということです。先生や、一緒に習う仲間たちと積極的に接して関係性を築いていくのには、ある程度時間がかかります。また、本人が目標設定をし、それを達成すべく努力するのにも、ある程度の期間が必要です。つまり、習い事の醍醐味を味わうには、本人が前向きな気持ちでその習い事を継続できなくてはなりません。

親にできることは、それをバックアップしてあげることです。
たとえば、親自身も習い事に来ている人たちと積極的にコミュニケーションを取ったり、子どもが頑張っているところを褒めてあげたりすることが大切です。「あれもこれも」とたくさんの習い事をさせたり、嫌がる子どもを無理矢理通わせたりしては、習い事のもつ本当の効果は享受できません。習い事は、本人が心から楽しめて、自信を持って続けられるものであるべきなのです。

***
今、子どもに習い事をさせようか迷っている方は、習い事にどんなことを期待しているのかを、あらためて考えてみてください。

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