2019年7月10日 10:45
どんどん科学が好きになる! 子どもの「観察力」「好奇心」「探究心」を育てる方法
どの野菜が浮いて、どの野菜が沈むかな?水に入れる前に「お母さんはにんじんが沈むと思うな」「○○くんはどれが浮かぶと思う?」と予想してから実験するとより効果的です。
□きゅうりの塩もみ
きゅうりを薄く刻んで塩もみをします。「太く刻んだらダメなのかな?」「きゅうりがしなっとしてきたね」などの声かけをしながら、変化の様子を一緒に観察しましょう。
□鍋の音を聞く
ぐつぐつ、ぷくぷく、ことこと……、鍋の中身が煮える合図は音で判断することもあると教えます。「ぐつぐつ聞こえ始めたら教えてね」と見張り番をお願いすると、子どもは驚くべき集中力を発揮して観察します。
□ホットケーキを焼く
焼く前のホットケーキはフライパンに広がるのに、火を通すと広がりが止まり、やがて膨らみます。「ぷつぷつしてきたね」「ふくらんできたからひっくり返してみようか」「真ん中がぷっくりふくらんでいるね」など、変わっていく様子を言葉にして確認しましょう。
田中先生と結城先生は次のように述べています。
「科学に限らず、子どもに何かを体験させたいと思ったとき、わざわざものを用意したりどこかに行かなくても、日常にチャンスはあふれています」
特別な場所へ行き、特別な道具がないと、科学への理解を深めることは難しいと考えていませんか?実は、私たちの日常はサイエンス要素に満ちているのです。
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子どもの科学的関心を高めて理科好きにするには、『3つの力』を大切にしてあげましょう。
「観察力」(注意深く世界を見る力)
「好奇心」(何でだろう?と不思議に感じる力)
「探究心」(その理由を考える力)
これらの力を発揮したとき、大人は答えを用意するのではなく、「なぜかな?」「不思議だね」と共感してあげてくださいね。(参考)
ベネッセ教育情報サイト|理科好きの子どもを育てるには【前編】理科好きの共通点とは
Study Hacker こどもまなび☆ラボ|「科学好き」な子どもには、好奇心と我慢強さが身につく。子どもが理科・科学に親しむメリットと方法
学研教育総合研究所|小学生白書Web版|1.「理科好き」を伸ばす子どもの性格・行動特性
ベネッセ教育情報サイト|「子どもの科学」を大切にし、理科好きの子どもを育てる
『できる子になる!0歳からのお手伝い』クーヨンBOOKS12,2015年6月,クレヨンハウス.
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