子育て情報『理数教育だけじゃない! スーパーサイエンスハイスクール(SSH)がスゴい理由』

理数教育だけじゃない! スーパーサイエンスハイスクール(SSH)がスゴい理由

理数教育に特化しているだけじゃない。「創造性」「独創性」が高められる

国立研究開発法人 科学技術振興機構によれば、SSH指定校の役割は以下の通り。


高等学校等において、先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を推進します。また創造性、独創性を高める指導方法、教材の開発等の取組を実施します。

(引用元:国立研究開発法人 科学技術振興機構 次世代人材育成事業|スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは)

単に生徒たちに理科や数学を勉強させるだけではなく、先進的な理数教育を通して生徒たちの創造性・独創性までをも高めていくということがわかります。「創造性」「独創性」という言葉に馴染みのない方も、「創造性=クリエイティビティ」「独創性=オリジナリティ」と変換すると、イメージしやすいのではないでしょうか。どちらも、「AIやロボットによって代替されない、人間の労働として価値のあるもの」として、今注目されている能力です。

また、ご存知の通り、2020年度には大学入試改革が行なわれ、これまであった知識偏重型の入試に替わり、「思考力・判断力・表現力」を問う新しいスタイルの大学入試が始まります。
創造性・独創性を高めていくことは、こうした新しい入試問題に対応する能力を高めることにもつながるのです。

安田教育研究所の安田理さんは、SSH指定校出身者が優秀であることを示す発言をしています。


SSHとは、文部科学省が科学・理数教育が充実した高校を指定する制度。安田氏は「SSH認定校は、難関大学への進学者が多い」と言う。

(引用元:PRESIDENT Online|“センター廃止”がプラスに働く中高30校)

SSH03


スーパーサイエンスハイスクール指定校による、212通りのユニークな取り組み

では、具体的に、SSH指定校はどのようにして生徒たちの創造性・独創性を高めているのでしょうか。各校は、学習指導要領の範囲を超えたカリキュラムを開発・実践することができるため、大学や研究機関等と連携した授業や、コンテストや研究会への参加など、それぞれの特色を活かしながら、多種多様なかたちで取り組んでいます。また、対象となる生徒もさまざまです。

たとえば、東京都立日比谷高等学校のSSH対象者は全校生徒で、希望すれば誰でも参加できるスタイルです。

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